「ばびろんまつこ」こと松永かなえ(26才)が詐欺や商標法違反で京都府警に逮捕された。
<秋冬物のお買い物は、アイテム一つに余裕でOL1ヶ月分のお給料が飛んでいく。早速今月だけで株式会社ばびろんは何人のOLを雇ったか知れない>
などの彼女の豪華な生活を綴ったツイッターに注目が集まっている。そんな注目度の表れとして、ツイッターのフォロワー総数は逮捕当初1万5000人超だった。
この注目の理由は、セレブな暮らしぶりや自分の容姿をSNSでアピールするキラキラ女子の代表格であったから。こうした投稿は女性の羨望の的となっている。そして、そんな憧れと妬みの感情は、時として攻撃に変わる。それもまた、キラキラ女子から目が離せないひとつの理由だ。
心理カウンセラーの塚越友子さんはこう分析する。
「自分が持ってないものを持つ相手に妬みを感じて、“なんで彼女が”と腹を立てても、攻撃することはできません。でもキラキラ女子に注目していると、不意に失敗したり、玉の輿の彼氏に捨てられるなど、残念なことが起きたりする。その不幸こそ蜜の味。シャーデンフロイデという感情で人はそれを感じたい。攻撃性を“ざまぁみろ!”という感情に置き換えて、昇華するんです。キラキラ女子が多くの人にモニタリングされる理由ですね」
先日、紗栄子が資産2000億円の大富豪といわれるアパレルサイト『ZOZOTOWN』社長との熱愛が報じられたが、すぐに“新恋人に結婚の意思はない”“彼女とは遊びのおつきあい”と報じられて、溜飲を下げた人も多いのではないだろうか。
「“それ見たことか”とスッキリする人は、とても多い。“ほらね、やっぱり報いを受けたでしょう”っていう感情は人間にとって、すごいごちそうなんです。それを見たくてモニタリングしているんですから、そりゃあ歓喜します。特に紗栄子さんのようなタイプを嫌う人は、自分が“持っていない”ことが我慢できない。妬みの感情が強いので」(塚越さん)
※女性セブン2015年12月3日号