東京国立博物館 平成館で開催中の特別展『始皇帝と大兵馬俑』で音声ガイドのナビゲーターを務めるタレントの壇蜜が、話題沸騰中の同特別展を訪れた。
13才で王に即位し、50才で没した始皇帝。彼の帝国はその後わずか3年で滅亡してしまうが、兵馬俑や銅車馬をともなう壮大な地下宮殿は長い時を経て1974年に地元の農夫によって発見された。
「兵馬俑は数十年かけて造られたと思われがちなのですが、もっと短期間に集中して造られたのでは…という見方もあるんですよ」と東京国立博物館の川村佳男さん。
そして壇蜜はこんな感想を述べた。
「これだけのものを造った人びとの、自分の経験や技術を後世へ伝えようとする意思って、現代の私たちの想像をはるかに超えていますね。遺すことへのこだわり、気合の入り方が違う。
現代の私たちにも通じる兵馬俑のお顔立ちを見ながら、古代の人々を身近に感じるいい機会になりました。難しいことはひとまず置いて、小説や漫画からでも中国の歴史を勉強してみたいな、と思いました」
撮影■高橋進
※女性セブン2015年12月3日号