アジアナンバーワンの“美熟女”といわれる台湾の某有名女優にあらぬ疑惑がかけられている。170cm超の長身の彼女は40代を迎えた今も変わらぬ美貌とスタイルを維持。日本でもCMやドラマに出演し、“月9ドラマ”で、有名俳優の相手役を演じたことで話題となった。
その彼女が、なんと国際的な“売春組織”に関わっていたと疑われているのだ。台湾の芸能関係者がいう。
「事の発端は戴君儀という台湾人女性について、台湾警察がアメリカ移民局から“米国に若い女性を連れて出入国を繰り返し、人身売買に関与している疑いがある”という情報提供を受けたことでした。
10月下旬、台湾警察の捜査により、戴が中華圏や米国に住む中国系の富豪を顧客にした売春組織のボスであることがわかったのです」
当局の家宅捜索で、売春婦や顧客の管理に使われていたとみられる戴のノートが押収された。その中に、彼女を含む台湾人女性タレント38人の名前が含まれていたという。中華圏の芸能事情に詳しいジャーナリストの奥窪優木氏がいう。
「このノートに各女優の“一晩の価格”が記載されていたことを、11月4日発売の台湾の有力誌『壹週刊』がスッパ抜いた。
下は5万台湾ドル(約19万円)以下でしたが、上はなんと200万台湾ドル(約750万円)以上。誌面では、750万円以上の欄に“L姐”とイニシャルで書かれていました。
実は彼女には2005年と11年にもラスベガスでの“性接待疑惑”が報じられた過去がありました。当時は“未遂”と報じられたが、今回の報道で“噂は事実だったのか”というファンの嘆きが聞こえています」
騒動を受けて彼女も黙ってはいなかった。雑誌の発売直後、台北市内でのイベントに出席した彼女は、「こうした捏造報道がされることを私は不思議に思う」と報道内容を完全否定。さらに自身のSNSでも〈あぁ怖い! その戴さんという女性を私は全く知らない〉と呟いている。奥窪氏がいう。
「中国の芸能界では、『潜規則(裏ルール)』と呼ばれる女性タレントによる売春や性接待の習慣が存在することが度々明るみに出ています。
昨今、中華圏の芸能ビジネスは、中国資本に牛耳られており、この潜規則は中華圏全体に蔓延していると言えます。特に台湾のタレントは美人で人気が高く、買い手である中国系の富豪たちからの引き合いも強い」
価格表を報じた『壹週刊』の編集部員がいう。
「記事ではイニシャルにしたが、記者は当局が持つ価格表を見て、38人分の実名を確認している。台湾では、11月7日に行なわれた中国の習近平主席と馬英九総統のトップ会談と同等の衝撃を国民に与えている」
中国人による爆買いは様々な国に影響を及ぼしている。
※週刊ポスト2015年12月11日号