《この姿は好感持てる》
《アタシもこんな感じになっていた》
《無理してないところがすごくいい》
現在、インターネット上の主婦の間で話題沸騰なのが、藤本美貴(30才)である。
発端は『フライデー』(11月20日号)に掲載された1枚の写真。3億円豪邸に引っ越し、近所の挨拶回りをする藤本と夫・庄司智春(39才)のツーショットなのだが、そこに写る藤本の姿が注目を集めた。
顔はふっくら、お腹回りはポッコリ、下半身もドッシリとしてお相撲さん体形にも見える。
「でも、無理のない話なんです。彼女は8月に第二子となる長女を出産したばかりですから。“妊娠中に13キロ太った”と話していたくらいで、体重が元に戻るまでには、もう少しかかりそうなんです」(芸能関係者)
産後3か月であることを鑑みると極めて普通の状況だが、冒頭のように、この激太りが賞賛を集めているのは、昨今の芸能界で世間一般からは考えられないほどの「産後超速復帰」が相次いでいるから。
昨年10月に第一子を出産した山田優(31才)は、産後2か月で仕事復帰し、ファッション誌の撮影で出産前よりさらにスレンダーになったプロポーションを披露。西山茉希(30才)もまた、2013年10月に第一子を出産し、2か月で復帰した。木下優樹菜(27才)にいたっては、産後ひと月で復帰した過去を持つ。
「8月に第一子を出産した上戸彩さん(30才)も、12月にお笑い番組の司会で復帰することが報じられています。
これは芸能人の宿命なんです。半年も休めば世間に忘れられ、テレビのキャスティング会議でも名前が挙がらなくなる。CMのギャラも長期休業の後ではガクっと下がります。事務所も本人も、それをいちばん恐れているのです」(別の芸能関係者)
藤本のようなケースは珍しく、だからこそ一般人の共感を呼ぶ。
「普通、産後2か月なんて24時間態勢で赤ちゃんの世話をしなきゃだし、ダイエットして肌整えて…なんて暇あるわけないじゃないですか。母乳をあげるのに結構食事の量も増えますし。
藤本さんの体形がごく普通なんですよ。芸能人がすぐ元通りの体形で復帰してるのを見ると、“ちょっとあなた子育ては?”って疑問に思っちゃいます」(39才主婦)
産後の早すぎる復帰には、医学界からも警鐘が鳴らされている。
「昔から産後の肥立ちというように、産後ひと月は子宮が元の大きさに戻る時期なので、この間は療養が大切です。個人差もありますが、産後出血があったり、子宮の収縮が不充分というかたも少なくないので、できれば3か月は大事を取った方がいい。
また、産後早期の過度なダイエットは体への負担が大きく、母乳に悪影響が出るケースもあり、避けるべきです」(英ウィメンズクリニックの塩谷雅英院長)
芸能界の常識を真に受けちゃダメ。
※女性セブン2015年12月10日号