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マイナンバーを誤解妻 へそくりや水商売バイト歴を夫に申告

 夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回寄せてきたのは、水産会社勤務のご主人(37歳)。奥様(34歳)はかなりの天然キャラです。

 * * *
「マイナンバーで様々なことがバレる」という記事を読み、「うそ~!」と目を丸くした妻。納税や年金情報の確認がネット上でできるマイナポータルの運用開始の記事で、「将来的に年収や預金残高まで確認できるようになる可能性がある。同居の家族にはバレるかも」という部分で、また「うそ~!」です。

 あくまで「可能性」と書いてあるのに、得意の早とちりで、「わ、私、ヘソクリしてるけど、いざという時のためで、自分ひとりで使おうとか、そういうんじゃないから!」と、勝手に弁明。おもしろいので、色々と追及することに。

「過去の勤め先とか病歴も分かっちゃうんだぞ」「そうなの? 私、アナタと結婚する前、週3で水商売のバイトをしてたの」。今度は僕の方が「うそ~!」です。

 病歴を聞くと、「元彼に変なのを移されたか心配な時があったけど、ちゃんと病院で調べたら大丈夫だったわ」。心配になるってどういうこと? どんな男と付き合ってたんだよ!? 胸のざわつきを覚える僕に、今度は妻からの質問です。

 妻はスーパーでパートをしてるんですが、「私のことじゃないけど、浮気とかも分かるの?」「浮気?」「パートのおばさんの送別会でワインを飲み過ぎて、気が付いたら副店長とラブホのベッドの中。誤解しないで。私じゃないから安心して」。

 安心したいけど、具体的すぎる! 怖いから、マイナンバーの話題はパス!

※週刊ポスト2015年12月11日号

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