“西の女帝”と称され、大阪では「見ない日がない」といわれる上沼恵美子(60才)。『おしゃべりクッキング』(テレビ朝日系)、『快傑えみちゃんねる』(関西テレビ)など、冠レギュラー番組を4本抱えて多忙を極める彼女だが、最近すこぶる機嫌がいい。テレビ関係者が語る。
「2人の息子さんが立て続けに結婚したんです。まず9月に上沼さんの個人事務所で働く長男(37才)が入籍し、東京に出た次男(32才)も翌10月に入籍しました。長男は来年早々にハワイで式を挙げるそうです。ちなみに次男は恋愛結婚ですが、長男のお相手は、20回以上のお見合いの末に見つけた女性だとか。上沼さん、“姑がアタシだと、嫁さん来てくれんねん”とよくネタにしていましたから(笑い)、本当に嬉しそうでした」
1971年に実姉との漫才コンビ海原万里・千里でデビューして以降、上沼は芸能界の第一線を走り続けてきた。1977年にテレビ局のディレクターだった上沼真平さん(68才)と結婚し、翌年には本名の『上沼恵美子』として再デビュー。歯に衣着せぬ主婦の本音トークが人気を博し、瞬く間にトップ司会者の地位に登り詰めた。
「ほとんど休みもなく、息子さんたちには寂しい思いをさせてきたとよく言っていました。特に次男は“上沼の子供”という理由で小さい時にいじめられたこともあったそうで、上沼さんはずっと負い目を感じていました。そんな子供たちだからこそ、新たな幸せを見つけて巣立っていくことは、寂しくも嬉しいんでしょう。“ようやく肩の荷が下りた気がするわ”なんてしみじみと語っていました」(前出・テレビ関係者)
2人の息子の結婚によって、夫との関係にも変化が生まれた。2008年に夫が関西テレビの関連会社を退職して以降、夫婦には不仲説がたびたび流れてきた。
夫が家にいる時間が長くなり、それでいて家事は全て上沼任せ。あまりのストレスに、上沼は一時、テレビの仕事が続く週末だけは大阪市内の高級ホテルに避難していたというほど。ラジオでも夫の悪口ばかり言う時期が続いた。
「それが最近、上沼さんの口からノロケ話が出るんです。あちこちで“うちのお父ちゃんイケメンやから”なんて話してます。11月には仕事を休み、ふたりでイタリアのフィレンツェに旅行に行ったそうです。“もう夫婦ふたりだけやから、これからは仲よく過ごすんや”って。かつて“すわ熟年離婚か”とまでいわれた夫婦が、変われば変わるものです」(上沼の知人)
そして今、テレビ界で上沼に熱望されているのが、新たな嫁姑ネタである。
「もともと上沼さんが話す義母とのやりとりは“ハズレなし”といわれるほど面白いものでした。今度は逆に、自分が姑の立場になるわけです。『鬼嫁ネタ』か『嫁イビリネタ』か、どちらにしても絶対にウケますよ。本人もしゃべる気満々のようですからね(笑い)」(前出・テレビ関係者)
※女性セブン2015年12月17日号