昨今医療ドラマが人気を博しており、医療従事者をめぐるドラマに注目が集まっている。もちろん、人の生死に関わる舞台で懸命に働く医師や看護師は人々の尊敬を集めるが、実際の現場は決して美しいことばかりではない。
黒髪が似合うハキハキとした喋り方が特徴の泌尿器科Aさん(40代)と、長髪でおしとやか系の外科Bさん(20代)が匿名を条件に本音を明かした。
──患者といい仲になることはある?
外科B:整形外科で勤務していた時の同期は骨折で入院した同年代の患者さんと付き合ってたなあ。
夜勤になると4人部屋の彼の部屋まで“夜這い”していました。巡回の私もそのベッドのカーテンは気を遣って開けなかったですよ(笑い)。彼女は結局、その彼と結婚しました。
泌尿器科A:患者さんから口説かれるのは日常茶飯事。私は毎日電話番号を聞かれて、根負けして退院後に食事だけ付き合ったことはあります。
外科B:それ以上にセクハラはありますよね。今担当しているおじいちゃんが「冥土の土産だからいいでしょ」といいながらお尻を撫で回してくるんですけど、本当に亡くなりそうな方だから何もいえなくて困る(苦笑)。
泌尿器科A:50代の患者さんから「夜8時にトイレに来て頂きたく存じます」といわれて行ってみると「私50年間女性と致したことがなく、ぜひあなたと致したく存じます」と告白された。
「ウチはそういうサービスはしないので退院したらそういうお店にいってくださいね」と丁重にお断わりしましたけど、翌日同じことをいわれた新人ナースは泣いていましたね。
──ムラムラしたりはしない?
泌尿器科A:AVの見過ぎですよ(笑い)。体を拭く時や施術でアソコが大きくなってもまったく気にしません。ただの生理現象ですからね。
外科B:看護実習で男性患者の対応を徹底的に慣れさせられるし、いちいち気にするような人は看護師になれないかも。
※週刊ポスト2015年12月11日号