日々の生活に重要なお天気をさまざまな工夫で視聴者にわかりやすく伝えてくれる、頼もしい存在である気象予報士。その合格率は5.6%ともいわれる狭き門。TBSでおなじみの気象予報士・森田正光氏(65才)も一発合格は叶わなかった。
そんな超難関に、現役アイドルが合格し、スポーツ紙で大きく報じられた。ジャニーズJr.のユニット『Snow Man』の阿部亮平(22才)と岸本慎太郎(19才)だ。
「この時の受験者数は3153人で合格者は125人、合格率はなんと4%だったんですよ。しかも合格者のうち19才以下は5人だけ。その中の1人が岸本くんだったというから、ものすごい快挙です。上智大学在学中の阿部くんは今回で5度目、明治大学の岸本くんは4度目の挑戦での合格でした」(芸能関係者)
気象予報士になった阿部に今の胸中を聞くと、「晴れです~」と笑った。
「先輩たちにも聞かれるんですが、ぼく的な心の天気は、今はずっと晴れなんです(笑い)。
ただ資格をとっていろんな番組に出演させていただきましたが、予報って本当に難しい。今まで何気なく聞いてた天気予報って、いろいろな人がデータを分析してできたものなんだなって改めて思ったし、自分で予想してみて外れた時は罪悪感もあります」
『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)に出演したとき、同番組の気象予報士・蓬莱大介氏(33才)の言葉に感銘を受けたという。
「蓬莱さんは、晴れと予想して雨が降ったら、傘をささないらしいんですよ。自分への戒め的な感じもあるし、傘はさせない、っておっしゃってました。それくらいの覚悟が必要なんだなと思いました」(阿部)
受験勉強で大変だったのは、2015年1月のジャニーズワールドの時のこと。リハーサルをしながら、大学の試験と、気象予報士の勉強をしていた。
「その時は隙あらば参考書を開いていました。メンバーには合格するまでは内緒にしていたので、現場では彼らに見られない場所を見つけて勉強していました(笑い)。あいつらうるさいんで、“何やってんのー?”とか“阿部ちゃ~ん”とかすぐに言ってくるんですよ。だから暗記は家に帰って寝る前にしていました」(阿部)
気象予報士に合格して変わったことは?
「Jr.の仲間にも、“今日は雨降るの?”とか天気のことでいじられたり、それはしょっちゅうですね」(阿部)
今回は、あえて女性セブン読者にむけて、この冬の予報をしてもらった。
「この冬は例年より少し暖かい傾向にあるらしいんですが、油断は禁物だと思います。雨、雪の降水量が多めなので、雨が降ったら一気に冷え込むこともあるので、暖かく過ごしてください」(阿部)
※女性セブン2015年12月17日号