のりピーこと酒井法子(44)の姿が11月中旬、意外な場所で目撃された。豪華客船『クァンタム・オブ・ザ・シーズ号』の中国人向けクルージングツアーで、ライブを行なっていたのである。
「クァンタム・オブ・ザ・シーズ号は“動く高層ホテル”ともいわれ、乗客定員は4000人超。カジノやプール、映画館も備えている。ライブは1300人収容のコンサートホールで開催されました」(男性乗客)
ツアーは4泊5日で、11月12日に上海を発ち、福岡で停泊したのち出港地に戻るもの。チケット代は一人約10万円から。ライブはその往路で行なわれ、日本語歌詞ではあるが『時の流れに身をまかせ』や、『グッド・バイ・マイ・ラブ』など、中国人にもなじみ深い8曲を披露した。
「『碧いうさぎ』を歌ってくれて嬉しかった。ドラマ『星の金貨』を思い出してみんな感激していましたよ」
中国人男性客はそう興奮気味に語る。同ドラマは中国でも放送され、中国でののりピー人気を確固たるものにした作品だ。なぜのりピーは船上ライブをすることになったのか。運航会社の上海オフィスはこう回答した。
「酒井さんサイドから売り込みがあったと聞いています。上海から彼女の故郷の福岡に向かうツアーでしたから、何か特別な思い入れがあったのでしょう」
しかし、のりピーの所属事務所はこう語る。
「クァンタム・オブ・ザ・シーズ号における日本人初のライブということで、先方からオファーがあって出演しました。今後の出演予定はありません」
双方の説明は食い違っていたが、のりピーが完全復活に向けて動き出したことだけは間違いなさそうだ。
※週刊ポスト2015年12月18日号