「俺はどうせもう勃たない」とあきらめるのはまだ早い。「薬」「サプリ」「手術」など、60歳を過ぎてから元気な下半身を取り戻すための手段はいくらでもある。そのひとつが、国内に32台(11月30日現在)しかない「ED1000」という機械を用い、陰茎に衝撃波を当てることで勃起に導く治療法だ。
もともとは、尿管結石などを体外から衝撃波で粉砕するために開発された医療機器だが、治療の過程で衝撃波を当てた患部の血管が再生することが判明。以降、動脈硬化やED治療などに用いられている。青山セレスクリニック理事長の元神賢太氏がいう。
「この機械はEDを根本的に改善し、本来の勃起力と維持力を蘇らせます。1回20分程度、週に1~2回を3週間継続し、3週間休む。その後、再び3週間施術します。個人差はありますが、一度効果が出れば少なくとも3~5年は持続します。ある70代の男性は、“バイアグラなしで勃つようになった”と、院内で大喜びされていました」
治療に訪れるのは50~70代がほとんどで、費用は計12回の施術で約35万円だ。
※週刊ポスト2015年12月18日号