天皇陛下の傘寿を祝って、昨年初めて一般公開された皇居・乾通り。今年も12月5日から公開され、道の両脇に植えられたおよそ60本のもみじなど、紅く色づいた木々を多くの見物客が楽しんだ。
その最終日となった12月9日、皇太子妃雅子さまは52才のお誕生日を迎えられた。
《今年も体調に気をつけながら、公私にわたってできる限りの務めを果たそうと努めて参りました(中略)今後とも、多くの方々からのお力添えをいただきながら、快復に向けての努力を続けていきたいと思います》
お誕生日に際してのご感想にそう綴られた雅子さま。
お誕生日当日は例年、東宮御所で秋篠宮ご夫妻や他の皇族方から祝賀を受けられ、午前中に天皇皇后両陛下へのご挨拶のため御所へ向かわれる。
「雅子さまは52才になられましたが、同じ年齢の頃、美智子さまは大変多くのご苦労を重ねられました。そんな経験もあり、これから50代半ばにさしかかっていく雅子さまに対して、アドバイスを送られるのではないでしょうか」(ベテラン皇室記者)
雅子さまが皇太子さまと結婚されたのは1993年、雅子さまがちょうど30才を迎えられる年だった。それから22年――12年にもわたる療養生活を送られるなか、最近の雅子さまはお出ましの機会も増え、着実にご快復の階段をのぼられている。
「雅子さまのご様子を確かめながら、皇太子さまは公務復帰への道筋を模索されています。また、最近は皇室の次代を担うために、両陛下の思いを受け継がれつつ、どのようにご自分たちのカラーを出していこうかと、おふたりで話されることもあるようです」(東宮職関係者)
今年はトンガご訪問や12年ぶりの園遊会ご出席など、雅子さまにも“皇太子妃”として公務を担っていくことへの大きなご覚悟が感じられた。
冒頭のご感想に、雅子さまはこう綴られていた。
《皇后様には、心筋虚血が疑われる所見がおありになり、(中略)心から御案じ申し上げております》
「最近、両陛下のご体調面を不安視する報道も続きました。美智子さまは81才、陛下は間もなく82才とご高齢ですから、雅子さまも心から案じられていることでしょう。そんな中いずれご自分が“皇后”となるその日に向けてのお気持ちも新たにされたのではないでしょうか」(前出・東宮職関係者)
※女性セブン2015年12月24日号