朝ドラ出演者から近藤に質問
NHK連続テレビ小説『あさが来た』。週間視聴率が放送9週連続20%を超え絶好調だ。魅力的な登場人物のなかでも注目が集まっているのは、玉木宏(35才)が演じる新次郎の父・正吉役の近藤正臣(73才)だ。
そんな近藤に興味津々の共演者から、質問状。果たして、近藤はなんと回答するのか? まずは、うめ役の友近から。
「近藤さんは落語家さんのように話されますが、昔から落語を聴いていたんですか?」
「古いですね。桂米朝さんと知りおうたのは、20才になる前ですから。それから米朝さんの追っかけやって、京都のお寺やなんかで入場料100円くらいでやっていた頃でした。
そのうち米朝さんが『ぼん、また来たか、今日はただで見せたる』と言うてくれて『おおきに!』みたいなね。今は車の中でも落語をよく聴いています。みなさん音楽をお聴きになるけど、私は落語の出囃子以外はあまり聴いてないね。テケテンツンツン…これ音楽ですな」(近藤)
続いて、今井忠興役の升毅からの質問だ。
「過去出演した朝ドラと『あさが来た』の違いはありますか?」
「別段ないですね。『ごちそうさん』は大正から、関東大震災があり、昭和に入っていく時代が舞台設定でした。『カーネーション』も戦前から現代ですね。つまり、時代の変わり目変わり目をやっているわけですね。『あさが来た』も幕末から明治という時代の変わり目です。変化していく時代というのは、やっぱりやっていておもしろいんですね」(近藤)
雁助役の山内圭哉からは、その俳優としての魅力に質問が及んだ。
「70才を過ぎてもどうしてそんなに魅力的でいられるんですか?」
「年を取るというのは、なかなかおもろいこっちゃなと。今まで見えへんかったものが見えてくるし、今までええなと見ていたものがなんやつまらんなと思えてくるし、いろんな変化があるんやね」(近藤)
※女性セブン2015年12月24日号