『殺人犯との対話』/小野一光/文藝春秋/1566円
マインドコントロールを使い、自分の手を汚さず7人を殺させた北九州監禁連続殺人事件の犯人は、反省がなく無罪を主張。
秋田児童連続殺人事件の犯人は、自分で娘を殺しながら、犯人を捜してほしいとマスコミに頼る不可解な行動をした。
男と遊び歩き、2人の子供を餓死させた大阪2児虐待死事件の犯人の生い立ちに迫るなど、10人の殺人犯を取材。根っからの悪人から転落して犯罪に走った者までさまざまな人生を描いていて、凶悪な犯罪が身近に存在していることが実感できる。
※女性セブン2015年12月24日号