近頃はネットにおける動画配信サービスが人気。特に海外ドラマの支持率が高いが、なかでも人気なのが『New Girl ダサかわ女子と三銃士』(huluでシーズン3まで配信中)だ。
全米ではシーズン4に突入しているこの大人気ドラマ。主人公は小学校教師のアラサー女性ジェス。同棲する彼氏の浮気現場にたまたま遭遇してしまった彼女は、ひょんなことから男ばかりのアパートでルームシェアをすることに。同居人は頑固で気難しくてちょっと女々しいニック、女好きで自意識過剰なナルシストのシュミット、世間知らずで常識知らずな元バスケ選手のウィンストン。かくして女1人・男3人の奇妙な共同生活が始まる──。
本作の最大の魅力はヒロインであるジェスの愛すべき変人キャラだ。男性経験が元カレだけとあって、気になる男性の前では完全に挙動不審。おしゃれがどうにも苦手で、無理やりおめかしさせられると照れ隠しにおどけてばかり。
さらには、感情が高まると突然歌いだすという妙な癖まであるのだが、天真爛漫で憎めない。そんな彼女とダメ男トリオの巻き起こすドタバタ珍騒動を軸に、幸せを探し求めて奮闘する彼らの姿が描かれている。
そんなジェスを演じるのは、おしゃれセレブとしても有名なズーイー・デシャネル。『(500)日のサマー』などの映画でナチュラルな魅力を振りまいてきた彼女の、絶妙なコメディエンヌぶりを堪能できる。女優業の傍らミュージシャンとしても活躍するが、本作ではキュート(?)なダミ声で歌も披露。その愛くるしさがたまらない。ちなみに、彼女のお姉さんは人気ドラマ『BONES』のエミリー・デシャネル。ちなみに、相武紗季はズーイー・デシャネルなど、芯のある女性キャラを演じる女性に憧れると話している。
※女性セブン2016年1月1日号