芸能

『下町ロケット』で光る安田顕 「何かやらかす」期待感ある

『下町ロケット』で注目集まる安田顕

 人気ドラマ『下町ロケット』(TBS系)で佃製作所の技術開発部長役を演じている安田顕(42才)への注目度が高まっている。もともと、北海道のローカル番組『水曜どうでしょう』(HTB)では“残念なイケメン”としてそのキャラクターは知られていたが、ここ最近、個性的な役柄での起用が激増。その魅力に、テレビ解説者の木村隆志さんが迫る。

 * * *
 北海道民にとっては「芸人よりも面白いタレント」だった安田さんが、いつの間にか連ドラ界屈指の売れっ子俳優になりました。もともとコアなファンの多い人でしたが、『下町ロケット』の好演で国民的な認知も上がり、今や「連ドラ主演を期待されるポジションにまで到達した」と言えるのではないでしょうか。

 安田さんが連ドラに出演しはじめたのは2007年ごろから。当時は『ハケンの品格』『ホタルノヒカリ』(ともに日本テレビ系)で演じたサラリーマンのような「普通の人」「いいヤツ」の役が多く、主演の演技を邪魔しない脇役の一人に過ぎませんでした。しかし、2013年にその流れが一変します。

『みんな!エスパーだよ!』(テレビ東京系)では演出を手がけた園子温監督の妻・神楽坂恵さんにセクハラしまくる超能力の研究者、『スターマン・この星の恋』(関西テレビ系)では妻子を捨てて逃げたクズ亭主、映画『HK 変態仮面』では顔にパンティーをかぶったニセ変態仮面と、次々にアクの強い役を演じてインパクトを残しました。

 その後も、『アオイホノオ』(テレビ東京系)では『エヴァンゲリオン』を手がけた庵野秀明さんの大学生時代、『問題のあるレストラン』(フジテレビ系)では女装家でゲイのパティシエ、映画『龍三と七人の子分たち』では詐欺師集団の極悪ボス、映画『ビリギャル』ではヒロインに罵声を浴びせて髪を引っ張る悪い教師を演じて、強烈な印象を放っています。

関連記事

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン