羽生結弦(21才)がまたすごいことをしでかした。スペインで行われた、フィギュアスケートGPファイナルで330.43点という世界最高得点で前人未到の3連覇を果たしたのだ。
いまや日本だけでなく、世界から注目を集める王者の羽生。そんな羽生には不思議な二面性がある。まずは「臆病で繊細な羽生」だ。
「ジュニア時代は海外遠征のたびに体重が3~4kg減り、試合前には不安と緊張でお腹を下すこともよくありました」(スケート連盟関係者)
東日本大震災発生時、リンクで練習中だった羽生は先輩にしがみつき、「やだ、やだ、やだ」と泣き叫んだ。先輩が「もう大丈夫だから」と言ってもずっと震えていた。
2014年11月に上海で行われたGPシリーズではフリーの直前練習で中国人選手と激突し、足首を捻挫。その恐怖心がなかなか払拭できないと漏らしている。
だが、大舞台では誰よりも「強靱なメンタルの羽生」が現れる。それを支えているといわれるのが、地元・仙台市内で接骨院を営む整体師の菊地晃さんだ。幼い頃から羽生の体のケアを担当し、ソチ五輪では現地に同行してトレーナーを務めた。2014年GP中国杯で中国のハン・ヤン選手との激突の時、流血する羽生に肩を貸していたのが菊地さんだった。
「菊地さんは整体だけでなく、タイ古式マッサージやリフレクソロジーなどに加え、人間の生命や肉体、精神の働きをコントロールする『チャクラ』に通じているそうです。
羽生はリンクに上がる際、菊地さん特製のパワーストーンのペンダントを必ず着用します。彼自身、“ペンダントをつけてからジャンプをうまく跳べるようになった”と実感しているようですし、ご両親も信頼されているようです」(スポーツ紙記者)
※女性セブン2015年1月1日号