コラム

米国株取引のポイント 資金をドルに交換やティッカー利用等

 世界の株式市場の中で米国株に注目が集まっている。アメリカでは利上げが実施されたが、それはドル高につながり、米国企業の業績圧迫につながる。結果、株安が予測される。しかし、米国経済は着実に回復しているから、いずれ株価は戻るとも考えられる。であれば、利上げ後の株安は絶好の買い場となるというわけだ。

 米国株に直接投資するのは、少々ハードルが高い気がするが、ネット証券では、日本株とほぼ変わらない手続きで、取引が可能なところがある。代表的なのはマネックス証券、SBI証券、楽天証券の3社だ。

 実際に米国株の取引を行うためには、投資資金をドルに交換しなければならない。たとえば、マネックス証券の場合は、証券総合取引口座から日本円で外国株取引口座へ入金し、外国株取引口座内で米ドルを購入する。SBI証券と楽天証券は、円を外貨に換えて決済する「外貨決済」のほか、円のままで決済する「円貨決済」も利用できる。

 注文方法は日本株とほぼ変わらない。大きく違うのは銘柄コードの代わりにティッカー(シンボル)を利用するという点だ。ティッカーは銘柄ごとに決められた記号で、例えばアップルは「AAPL」、アマゾン・ドットコムは「AMZN」という具合だ。

 取引画面でティッカーを入力したら、株数と注文方法を入力。終わったら確認画面をチェックすれば完了だ。利用できる注文方法や注文の有効期限も証券会社によって異なるので注意しよう。以下3社の注文方法と注文有効期限、取引時間(日本時間)を紹介する。

●マネックス証券
成り行き注文、指値注文、逆指値注文/最大90日/夏時間(21:00~翌9:00)、冬時間(22:00~翌10:00)※プレマーケット、アフターマーケットを含む

●SBI証券
指値/最長7米国営業日/夏時間(22:30~翌5:00)、冬時間(23:30~翌6:00)

●楽天証券
成り行き注文、指値注文/当日/夏時間(22:30~翌5:00)、冬時間(23:30~翌6:00)

※マネーポスト2016年新春号

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