バレないと思って浮気をしていても、プロの探偵が調査をしたならば、簡単にすべてが明らかになり、家庭が崩壊してしまう──。韓国留学中に知り合った妻(43才)と結婚したA男(46才)は今、浮気がバレて厳しい立場となっている。
日頃から妻の監視が厳しく、東京だとすぐにバレると思ったA男は、よく行く出張先の福岡の居酒屋の女将と深い仲になった。
「女将はぼくの5つくらい上でしたが、バツイチで再婚する気はさらさらありませんでした。でも、このまま女として枯れていくのも寂しいと思っていたようで、ぼくと、利害関係が一致したんですよね」(A男)。
いつも以上に普段通りに振る舞うことを心がけたせいか、関係は3年にものぼって、いつしか警戒心も緩んでいた。そんなある日、福岡出張から帰って、ソファでくつろいでいると、妻から「浮気相手はどんな人?」と、低めの声で聞かれた。
突然の異変に、A男は微動だにできず、でも、一応トボけてみた。
「そしたら茶封筒を渡されました。中には、ぼくが、福岡の浮気相手の家に出入りする一部始終の写真が入っていました。その茶封筒には福岡の住所が書いてあって、聞くと、妻は“だって浮気相手が福岡にいるだろう”って思ったからって。福岡の調査会社にお願いした方が調査料も安いだろうからって。
なんで福岡ってわかるのかビックリしていたら、ぼくのその表情を見て、妻がニヤって笑って“柔軟剤”とひと言。妻は“福岡から持って帰ってくる洗濯物は、あなたのニオイの他に、ほのかに柔軟剤の香りがして、でもその香りはわが家の柔軟剤と違うから、ああこれは一時のものじゃないなってわかった”って言われました。
さらに妻は“つまみ食いをする程度ならいいけど、ひとりの女に入れ込んでいるなってわかったら、ムカついてきた。それは嫉妬というより、本当は私のところに来るであろうお金が別の女に流れていると思うと本当に腹が立ってきて”って淡々として話し出して…」(A男)
しかし妻は子供が2人いたし、別れるつもりはなかった。ただ、お金が他の女性に流れるのは許せないから、浮気相手とは別れるよう強く言った。そして、「これから私がどんなにお金を使おうとあなたが私を責める権利はないですから」と冷たく言い放ったという。
「もうそこまで行くと、ぼくは“はい”とうなずくしかできなかった。いまのぼくは妻にとってのATMでしかない。いっそ離婚して慰謝料を払った方が安い気がするけど、子供のこともあるし、今は妻に逆らわないように、静かに暮らすだけ」(A男)
ちなみにA男の浮気調査はたった1日で終わったそう。それは妻が調査会社に、A男の福岡出張のスケジュールや行動パターンを細かく伝えていたからだった。
※女性セブン2016年1月7・14日号