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内田樹が選ぶ2015年の本 イスラームが仏政権を取る近未来SF

 年末年始に浸りたい本とは? 思想家で武道家、神戸女子学院大学の名誉教授の内田樹さんが選ぶ今年の3冊を紹介。2015年の気になるブック・オブ・ザ・イヤーとは…。

【1】『服従』ミシェル・ウエルベック 訳・大塚桃/河出書房新社
 イスラーム政党が政権を取った今から数年後のフランス社会を精密に描いた近未来SF。「実際にあるかもしれない(その場合は、普通の市民は新しい体制にたちまち適応するんだろうな)」という作者の突き放した視線が素晴らしい。(内田さん)

【2】『誰が「橋下徹」をつくったか~大阪都構想とメディアの迷走』松本創/140B

【3】『帰還兵はなぜ自殺するのか』ディヴィッド・フィンケル 訳・古屋美登里/亜紀書房

※女性セブン2015年1月7・14日号

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