低視聴率や興行収入の不振が叫ばれた2015年のドラマや映画。しかし、出演女優たちは良い作品をつくるため、体当たりで「キスシーン」を演じていた。“爽やかな朝”がウリのNHKの朝ドラだが、最近はキスシーンも登場する。
最高視聴率27.2%を記録し、国民的ドラマとなりつつある『あさが来た』。ある夜、幕府再興のため400両もの借金を突如、願い立てに来た新撰組の土方歳三に対し、波瑠(24)演じるヒロインのあさは、「もし幕府になんかあったら、その400両ホンマに返してもらえるんだすやろか」と啖呵を切る。
大事はなかったが、肝を冷やした新婚の夫の新次郎(玉木宏・35)にあさが「つい、この口が」と平謝りすると、新次郎は「その口には、わてが蓋したらなあかんな」と優しく妻の肩を抱いてゆっくり接吻する。
「今の何だすか?」と目を丸めるあさをお姫さま抱っこした新次郎は寝室の布団にあさを寝かせ、そのまま「初夜」を迎えるのだった。
波瑠は人気急上昇中の若手俳優・坂口健太郎(24)との熱愛報道が出ているが、プライベートでもこんな初々しいキスをしているのだろうか、想像が膨らんでしまう。
同じく朝ドラ『まれ』。ヒロイン・まれを演じた土屋太鳳(20)は友人のライブに想いを寄せる圭太(山崎賢人・21)と駆け付けた。
友人の「抱きしめて、ずっとずっと離さないよ~」という歌に後押しされると、ライブ中にもかかわらず、「圭太が好きや、どうしても忘れられん、好きや」と涙を流しながら告白。そんなまれに圭太は口づけをして抱きしめる。
その後、人目もはばからず、圭太の頬に両手を添えたまれは爪先立ちで背伸びして、自分から唇を求めた。
※週刊ポスト2016年1月1・8日号