銀盤の上で舞うフィギュアスケートの選手たちには、恋の噂が絶えない。実はフィギュアの世界では恋愛がかなり重視される。経験して感情表現が豊かになれば、演技の幅が広がるからだ。
「ただ日本人の選手同士でくっついたという話はほとんどない。ジュニア時代から親も含めて顔見知りのうえ、芸術的な感性を重視する世界のためかフィギュアの男子選手は女性的ですから、そういう対象になりにくいのでは」(フィギュア担当のスポーツ紙記者)
パートナーが選手同士でないならば誰か。
「コーチが多いですね。例えば安藤美姫が一気に演技の幅を広げたのは、モロゾフコーチとの関係が噂された頃でした。大人の色気を纏った演技ができるようになり、衣装も大きく変わって、それまでのかわいさ重視のものから、赤や黒、ヒョウ柄で背中を大きく露出するような大胆なものになった」(同前)
気になるのはフィギュア界の永遠のアイドル、浅田真央だが……。
「真央ちゃんは“未経験”だというのが関係者の間での総意です。かつて師事していたタラソワコーチは演技の幅を広げるために“恋愛をしなさい”とアドバイスしたといわれるが、現在の佐藤信夫コーチはそんな話はしていないという。恋愛は演技に良い影響も悪い影響も与える。真央ちゃんの場合はそれをしないことで、清純な演技のクオリティを保っているといえる」(浅田に近い人物)
ただ、20代を過ぎてからも清純さを保つ浅田はフィギュア界では珍しいようで、
「ある有名女子選手の酔った時の口癖は、“真央はおっぱいが小さくてブラジャーしなくていいから楽でいいよね。もっと男に揉まれなきゃ。(姉の)舞の(おっぱい)を半分分けてやればいいのに”というもの。当の真央ちゃんは意外と下ネタが好きなので、へっちゃらみたいですけど」(同前)
※週刊ポスト2016年1月1・8日号