芸能

ドラマを観て菜々緒ファンになった女子大生「女優魂を感じた」

ドラマの影響で女性の間で菜々緒ファンが増加

 2015年のドラマ界を振り返ると、高視聴率を記録した『下町ロケット』(TBS系)や、波瑠の好演が光る『あさが来た』(NHK)など、多くの話題作が放送された。そうした中で異彩を放ったドラマのひとつが、松岡桃李主演のドラマ『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』(フジテレビ系)だ。特に視聴者の印象に強く残ったのは、連続殺人犯の悪女を演じた菜々緒だ。今回の振り切った演技がきっかけで「菜々緒ファンになった」という若い女性も多いという。

 同ドラマをきっかけに菜々緒ファンになったという女子大生のAさん(22歳)は、こう語る。

「それまで菜々緒さんについてはファンでもアンチでもありませんでした。ただスタイルが良い人という印象があるだけだった。むしろ“綺麗なだけでつまらないな”というイメージだったんです。でも今回、『連続殺人犯でかつ整形美女』というキャラを演じているのを観て、しっかりと女優魂がある人だと感じました。演技にも独特の雰囲気があって、モデル上がりというイメージが払拭されましたね」(Aさん)

『サイレーン』の見どころのひとつは、木村文乃演じるヒロインが、松坂桃李演じる彼氏のいうことを聞かず、菜々緒演じる悪女に騙されていくストーリーにもあった。別の女子大生Bさん(21歳)は、「このドラマの残酷な演出が菜々緒のファンを増やしたのではないでしょうか」と話す。

「このドラマでは、木村文乃の姿が、毎回良い意味で視聴者をイライラさせてきたと思うんです。あまりに正義感が強く、優等生的なヒロインに、女性視聴者は嫌気がさしていたと思います。

 そんなヒロインを菜々緒がジワジワと苦しめていき、ナイフでグザグサと刺していく様は、残酷ながらもどこか痛快に感じる部分もありました。見ている側の『悪』の部分を、菜々緒が代演してくれるような演出で、女性ファンが増えたんだと思います。私もその一人です」(Bさん)

 一見すると“嫌われ者”になりやすい役柄を体当たりで演じた菜々緒。その潔さが、新たな女性ファンを獲得することにつながったようだ。

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