田原俊彦の娘で、2011年から「綾乃美花」の名前で活動していた田原可南子が本名で再スタートを切る。田原の娘であることを伏せて応募した『ミスマガジン2011』の準グランプリに輝き、2011年に芸能界入り。ドラマや映画に数本出演したが、現在までそれほど目立った活動はしていなかった。その理由が、12月17日に始めた公式ブログで明らかになった。
〈高校3年生のときにこの仕事を始めて、大学に上がったら仕事の幅も増えて、充実した生活を送るんだと思い描いていました。けど、いざ入学してみるとびっくり。出欠席が厳しすぎて…高校以上に大変なものでした。(中略)仕事もしたいけど、とにかく大学に専念。勉強。勉強〉(ブログより。以下〈〉内同)
大学で真面目に学業に取り組んでいたため、仕事との両立が思うようにはいかなかったようだ。そして、芸名から本名にした動機も明かした。
〈大学卒業。私にとってはすごく大きな区切りで、ここから新しい自分が始まると思ったんです。(中略)一番自分らしくいられるのがやっぱりこの本名なので。これが私の名前なので。よし!ここから頑張ろう!という気持ちを込めて、気持ちを入れ替え、気合いを入れ直すという意味でも このタイミングで本名で勝負していこうと決意させていただきました〉
2016年3月に卒業見通しの立った大学4年生の今、「田原可南子」として新たな一歩を踏み出すというわけだ。とはいえ、“大スターの娘”という看板だけで生き残れるほど、芸能界は優しい世界ではない。まして、近年は二世タレントが飽和状態となっている。果たして田原可南子はどうなるのだろうか。芸能記者が話す。
「ブログの決意表明を読む限り、かなりの芯の強さがうかがえます。なかには、何となく芸能界入りする二世タレントもいますが、彼女は違う。女子大生で〈ブレない芯を持つ。気持ちを強く保ち続ける。焦る気持ちに負けちゃいけない〉とはなかなか書けないですよ。正直、父親のインタビューを読んでいるのかと錯覚したほどでした。これらの言葉は、まさに父親の田原俊彦がデビュー以来持ち続けている心情と同じなんです」