芸能

2016年注目の若手女優 杉咲花、川栄李奈らの演技に期待集まる

女優としての評価を高めている川栄李奈

 今年はいったいどんな女優がテレビ界や映画界を彩るのか――。朝ドラ出演女優から逸材アイドルまで、テレビ解説者の木村隆志さんが女優として活躍が期待される4人をピックアップ。彼女たちの魅力や演技力について解説する。

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 主演女優だけでなく、助演女優もブレイクするなど、今や芸能界最大の女優登竜門は朝ドラ。春から放送される『とと姉ちゃん』(NHK)のヒロインは高畑充希さんですが、彼女はすでに実績十分だけに、姉妹役や友人役にも注目が集まりそうです。

 妹役の杉咲花さん(18歳)は、30作を超える出演歴を持つなど、すでに実績十分。『夜行観覧車』(TBS系)では暴力をふるう中学生、『なぞの転校生』(テレビ東京系)では架空の星から来た姫などの難役を次々にこなすなど、「同世代ナンバーワン」の呼び声も高い実力派です。喜怒哀楽の強弱が巧みな憑依型の女優だけに、映画業界での評価も高く、今年も『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』『湯を沸かすほどの熱い愛』への出演を予定しています。

 ヒロインが居候する仕出し屋の娘役で出演する川栄李奈さん(20歳)にも注目。昨年8月にAKB48を卒業したばかりですが、直後に舞台『AZUMI 幕末編』の主演を務め、演出を手がけた岡村俊一さんから「演劇界で1位を獲れる」と絶賛されました。どんな番組やステージでも瞬時にその場の空気に染まれる勘の良さは、女優でこそ輝く資質。朝ドラ出演は前田敦子さんや大島優子さんも未経験で、AKB48卒業生初の快挙であり、所属事務所もAKBの運営会社AKSからエイベックス・ヴァンガードに移籍するなど、その可能性は広がる一方です。

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