多くの日本人が楽しみにしている箱根駅伝だが、好きすぎるのも考えもの。埼玉県に住む女性Wさん(45才)は、箱根駅伝に熱を上げる夫(42才)に困っているという。
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うちは家庭料理を出す居酒屋なんだけど、1月2日、3日は朝8時開店。箱根駅伝ファンのダンナが常連客と、スタートと同時に「乾杯」して応援したい、と営業を始めたの。
ほんと、たまんないわよ。いい年したおっさんが、出身大学とか、ひいきの大学のユニホームを着て、ジョッキ片手に大画面テレビに向かって、「ほら、頑張れ」だの「ああ、抜かれた~。情けねぇぞ」だの。
シラフでも50mも走れないくせに、よく言うわよ。それだけじゃない。高卒のダンナがなんで毎年、上位の大学を熱心に応援するのかを聞かれたら、「あそこは一応、受験しているから」って“思い出受験”した自慢。
そして選手が箱根の山にさしかかる前に、飲み潰れて、後片づけも、翌日の仕込みも全部、私ひとりにさせるのもいつものこと。ここまで私におんぶにダッコで店開けておいて、「箱根駅伝は男のロマン」なんて、どの口が言うの!
※女性セブン2016年1月21日号