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もしもの事態 遺された人のために家系図・葬儀要望等用意すべき

 もしものことがあった時、慌てないための必要事項や、自分や家族のこと、葬儀やお墓、介護など、項目別に自分の思いを記しておけるのが「私ノート」。こうしたノートはいざという時のために用意しておくべき。ここでは、書く上でのポイントをお伝えします。

【私について】
 各所の連絡先をはじめ、健康保険証やマイナンバーなどの番号は、いざという時に必要になる。ただし、大切な個人情報なので、上から紙を被せて貼るなど安易に見られないよう充分注意を!

【家系図】
 相続を考えるときにも役立つ家系図。名前の横に連絡先や故人の場合は戒名や病名を。欄に書ききれない場合はその他の欄に。家紋や、家族の一員であるペットの情報も忘れずに。

【好きなもの、思い出、大切なこと】
 家族でも意外と知らない個人の好み。書いておけば介護時の話題の種にもなる。思い出や大切にしていることも、改めて考えてみると自分を再発見でき、前向きに生きるヒントに。

【葬儀・お墓について】
 葬儀への思いやお墓についても、元気なうちに自分の思いを書いておきたい。費用を用意していても家族が知らなければ無駄になる。旅立ち後をイメージし、自分も家族も納得できるよう書いて。

【終末期・健康状態について】
 緊急入院した場合の連絡先や終末時の延命治療についての思いも、普段、家族で話し合う機会が少ないだけに書いておきたい。考えが変わったら、その都度書き直して。

【かかりつけ医や服用中の薬など】
 緊急入院した際などに、ひと目でわかるよう、血液型、かかりつけ医、アレルギーなどもすぐわかる裏表紙に明記しておけば、もしもの時に安心だ。

 一工夫として、記入後に個人情報の部分のみ、紙を上から貼ったりテープなどでしっかり閉じ、取り出しやすい場所に置いて。

 こうした情報が盛り込まれた「私ノート」。健康保険証やマイナンバーなどを記入することも出てくるため、取り扱いには充分注意が必要だ。

 死を迎えるにあたっての「エンディングノート」に関する講座を開く石崎公子さんは、死後の準備についてこう語る。

「健康保険証などは、入院時に現物が必要となるので、保管場所がどうしても見つからない場合に備えて、番号を記しておくと便利です。これら公的制度の加入証は、死後の事務処理のためにも必要な情報です。ただし、重要な個人情報なので、第三者が自由に中を読めないよう注意して」

 財産や資産、相続に関する情報は別ノートにまとめて金庫などに保管を。保管場所はまかせている人だけに知らせておけば、犯罪トラブルの危険から回避できる。

※女性セブン2016年1月23日号

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