タレントのベッキーと人気バンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音の初スキャンダルが報じられ大きな話題を集めている。なかでもベッキーと川谷が交わしたLINEのやり取りが、文章だけでなく画像で『週刊文春』に掲載されたことに驚いた人が多いだろう。第三者には見られないと安心してLINEで内緒の会話をした覚えがある人には、背筋が寒くなるような話だ。LINEをのぞかれていないか、設定を確認したほうがよいだろう。
スマホからアプリで使っている人が多いLINEだが、実際にはPCやタブレットなどからも同じアカウントでログイン可能だ。この機能を利用すれば、他人のLINEをのぞくことができる。実際に、ある30代女性はPCからログインして夫のLINE動向を確認している。
「自分のノートPCにLINEアプリをダウンロードして旦那のメールアドレスを入れ、旦那がつけそうなパスワードを入力したらログインできました。旦那がお風呂に入っている間にスマホの設定をこっそり変更してササッとやりました。今では旦那のLINEトークは丸見えです。旦那は設定とか確認しないみたいですね。このあいだも残業じゃなくて遊びにいって遅いんだなとか丸わかりでしたが、今はまだ何も言わないでいます」
内緒のつもりで交わした友人との軽口も、すべて筒抜けなのかと想像すると恐ろしい。
PCからログインされないためには、アプリの「設定」から「アカウント」の項目を選び、「ログイン許可」にチェックが入っているかを確認する必要がある。スマホ以外からLINEを使うつもりがないなら、チェックを外しておいたほうがいい。一昨年、多発したLINEの乗っ取りを防ぐこともできる。
用心に用心を重ねるなら、誰にも内緒のやりとりをする相手とのLINEは別アカウントで行うのが無難だろう。機種変更前の古いスマホやiPodtouch、格安中古スマホを利用してLINE専用端末にすればよい。とはいえ2台も端末を持ったら不審がられるし隠し通せないとなら、特別な相手とのLINEトークは「非通知」「非表示」がおすすめだ。