全国の30~69才既婚女性200人を対象とした2015年カクサーチ調査によると、「へそくりがある・あった」人は6割以上。200万円以上も約1割という結果が出た。
これまで、へそくりの財源といえば、そのほとんどが夫の収入だった。でも最近は、不用品の販売やポイントの活用で“お金を生み出す”ワザが増えている。そして、本誌が行ったへそくりに関するアンケートでもっとも人気があった貯めワザが“500円玉貯金”。
「500円玉があったら貯金箱に入れていただけ。3年でへそくり額は60万円を超えました」(63才・主婦)など、その手軽さが成功の理由に。
「500円玉はたった2枚で1000円。たまに入れるだけでもかなりの額に。500円玉がきつい場合は、100円以下の小銭でもOK。続けることが大切」とファイナンシャルプランナー山口京子さん。
「毎晩、お財布にある小銭を出して貯金箱に入れ、月末に銀行へ入金する習慣をつけたら、5年でへそくり額が80万円に」(56才・パート)
小銭は抜いても、夫は気づきにくい。その上、節約を意識せず、気楽に続けられる。2つめは、オークションや懸賞によるプチ稼ぎ。不用品もへそくりの財源になる。
「古い子供服はネットオークションやスマホのフリマアプリ、リサイクルショップで売っています。服などを買った時にもらえるショップバッグや、ノベルティグッズも高く売れます。そのお金はもともとないお金として、へそくりへ」(35才・主婦)
スマホを持っているなら、不用品を見つけた時に写真を撮っておこう。手続きはすき間時間にすれば、売り忘れることもない。また、懸賞やモニターで商品を当てるワザも。
「商品モニターを募集するサイトに登録し、化粧品をゲット。浮いたお金をへそくりに回しています」(60才・主婦)
消耗品はタダで手に入れ、その分のお金をへそくりへ。
3つめは、ポイントを活用する方法。クレジットカードの支払いや、ネットアンケートなどで貯めたポイントも活用したい。
「アンケートやモニターの謝礼で貯めたポイントを現金に換え、今ではへそくり額300万円に」(43才・パート)
クレジットカードやポイントカードのポイントを生活費として使えば、家計からの予算が浮くので、節約なしでへそくりできる。ポイントは貯まったらこまめに使うこと。
「カードを何枚も持つとポイントが分散するので、枚数を絞って。ネットショッピングの際は、ポイントサイトを経由すると、普通に買い物するよりもポイントが貯まりやすくなりますよ」(山口さん)
※女性セブン2016年1月21日号