ビジネスホテルも元気だ。同一のクォリティで多店舗展開する全国チェーンに対抗すべく、独自のコンセプトを打ち出す小規模チェーンビジネスホテルの増加が加速する。
特に西日本でその傾向は顕著。例えば、愛知県を中心に展開していた「ABホテル」は、埼玉や金沢へも進出を果たし更なるチェーン拡大を予定。
九州内で展開している「ホテルフォルツァ」は、博多に既存店舗に加え新店舗を展開後、2018年度には札幌へ進出予定など、特定地区で展開していたコンセプト型ビジネスホテルが全国区への拡大をみせている。絶大な人気を博するホテルチェーンの動向だけに、今年も新たな開業情報には注目だ。
一方、都心部で展開する「豪華カプセルホテル安心お宿」や、キャビンタイプで人気の「ファーストキャビン」といったカプセルホテル、「カオサン」といったゲストハウスも出店を加速しており、節約派の旅行者には嬉しい今年注目のカテゴリーだ。
また、デラックスホテル、格安ホテル共に既存施設のリニューアルも進化中。片や「シティホテル」や「ビジネスホテル」といったカテゴリーには分類できないコンセプトのホテルも増えている。この動きは今年さらに加速していくことだろう。