《みなさん、お久しぶりです。ASKAです》。そんな書き出しから“自叙伝”は始まった──。1月9日、歌手のASKA(57才)がインターネット上で手記を公開した。
《私には何があったのか、どうしてそうなったかをお伝えしようと思いました(中略)間違った行いをしてしまったことを認め、人生を悔い改め、その上で皆さんの前に立とうと決心をいたしました》(以下、《》内は手記より引用)
2014年9月に覚せい剤取締法違反で有罪判決を受けてから、沈黙を貫いてきたASKA。
《ゾクっとして髪の毛が逆立つのが分かった(中略)視界がキラキラして目が冴えている。私はアイテムを得たように強気になった》
初めて覚せい剤を使用したときの生々しい印象から逮捕の瞬間、愛人女性への想いまで手記は全20章、9万5000字に及んだ。
「ASKA本人がどうしても世の中に公開したいと書きためていたものです。本として出版したいという思いもあったようですが、断念。ネットでの公開に踏み切りました。でも公開から6~7時間後には削除されてしまったのです。内容が衝撃的だったため、周囲の反対が大きかったようですが…」(芸能関係者)
特に話題となったのは丸々1章費やした飯島愛さん(享年36)との関係だった。
「『週刊文春』でASKAさんと飯島さんは交際とともに、一緒に麻薬を使用しセックスしていたと報じられたことがあります。それだけに彼女についてわざわざ言及していることに驚きました」(スポーツ紙記者)
ASKAは彼女を「愛ちん」と呼び、1999年の出会いから、2008年12月に飯島が自宅で変死する直前まで連絡を取り合っていたことを明かした。
《彼女の死はあまりにも突然だった。本当に「イイヤツ」だった。大好きな友人だった(中略)未だに、突然真夜中に電話がかかってくるような気がしてならない。「ゴメーン。実は死んでないのぉ。隠れちゃったー。」なんてことを言って来そうだ。もし、そうだとしたら怒らないから電話して来なね》
一方で、ASKAは飯島が亡くなる前年の2007年夏頃から、彼女の異変を感じ取っていた。
《珍しく昼間から電話をかけてきたので覚えている。声がいつもの飯島じゃない。「どうしよう。私盗聴されてる。」》
相談を受けたASKAは、知り合いの刑事とともに飯島の自宅を訪れ、盗聴器や隠しカメラの捜索まで行ったという。そして、ASKA自身も盗聴・盗撮被害に悩まされていたと告白は続く。