船越英一郎(55才)が、妻・松居一代(58才)の過剰なまでの束縛や嫉妬心に疲れ果て、ついには離婚を決断した──。現在、船越は松居が住む自宅マンションでは生活しておらず、その近くにある別宅マンションで暮らしており、年末から年始にかけて2週間以上も夫婦は顔を合わせていないとのこと。船越を知る芸能関係者によると、船越は早ければ2月中にも離婚の決着をつけたいと考えているという。
2001年に結婚した船越と松居だが、最初から順風満帆ではなかった。
「みなさま、もうお気づきのことと思います。口に出すのをはばかられるので黙っていらっしゃるのでしょうけど、だからこそちゃんと私がいいます。今日、船越の両親は来ていません」
2001年10月31日、今はなき『赤坂プリンスホテル』で行われた船越と松居の挙式披露宴は、新郎の所属事務所であるホリプロ・堀威夫会長のこんな挨拶で始まった。門出から山あり谷ありの夫婦だった。1987年にDCブランド創業者と結婚、1990年に長男をもうけた松居だが、夫の度重なる浮気と借金問題に悩み、1996年に離婚していた。
船越よりも3才年上で、連れ子を持つ松居との結婚に、船越の両親は猛反対した。神奈川県湯河原で旅館を運営し、息子に後を継がせようとしていた父・船越英二さん(享年84)には、バツイチ子持ちという松居の経歴は受け入れがたいものだった。
「披露宴を欠席しただけではありません。英二さんは2007年に亡くなるまで、松居さんとは生涯一度も会っていない。大正生まれの英二さんにとって、夫婦の形は“夫唱婦随”が当たり前。結婚後にテレビで夫の恐妻ぶりをおもしろおかしく話す松居さんの存在は、最期まで許せなかったのです」(船越家の知人)
実家で暮らしていた船越の妹、洋子さんは、新聞のテレビ欄を毎日見て、松居の出演する番組が父の目に触れないよう気を使ったほどだった。
断絶したまま父は逝ったが、救いもあった。父の死をきっかけに、母と松居の関係が修復に向かったのだ。