中国で、1995年以降に生まれた人々の初体験は平均17.71歳であることが分かった。他の年齢別では1980年以前生まれの世代は平均22.17歳で、1980年以降の生まれの世代は平均22.10歳、1990年以降は19.78歳と、年代別に初体験は早くなっている。
これは、中国メディアが北京大学社会調査研究センターによる「2015年中国人結婚恋愛状況調査報告」の内容として報じたもの。中国の計31の省・自治区・直轄市及び香港、マカオ、台湾で、年齢や地域、学歴別の恋愛観や結婚観を調べたもので有効回答は約8万人。
それによると、初体験の地域別の平均年齢は香港、マカオ、台湾が19.24歳で最も早く、次に北京、広州などの大都市圏が続き、内陸部は22歳以上だ。
初恋については、半数以上が18歳前だが、1995年以降の生まれでは12.67歳と中学生世代で、早熟ぶりが際立っている。
このほか、学歴別の恋愛回数では、中卒、高卒、大卒(学部)、修士でも結婚するまでにほぼ3回だが、博士課程修了の場合、6.87回と群を抜いている。なかでも女性博士は7.12回と断トツだ。これは、恋愛はするが、高学歴ゆえに、なかなか結婚できないことと無縁ではなさそうだ。
博士というと、研究だけで遊びは全く知らないと思いがちだが、高学歴者、とくに女性博士の場合、結婚願望が強く、何度も挫折を繰り返していることを、この数字は物語っているようだ。
さて、結婚してからが大変なのは洋の東西を問わないようで、夫婦ともに結婚生活への不満がピークに達するのは結婚後3~5年で、「次に生まれたら同じ相手とは一緒になりたくない」が11.1%、8.9%が「結婚もしたくない」と回答。北京紙「新京報」は『七年目の浮気』(マリリン・モンロー主演作)は「5年」に短縮された、との見出しを掲げている。
離婚理由では「不倫」が最も多く、男女ともに20%、そのうち10%はダブル不倫となっている。