不倫騒動で人気凋落の危機にあるタレントのベッキー(31)。生き馬の目を抜く芸能界。ベッキーの席が空けば他のタレントにとってはチャンスである。ポストベッキーにふさわしいのは誰なのか。
一部でポストベッキーの「本命」という声さえ出ているのは、「こじるり」こと小島瑠璃子(22)だ。2015年のタレント出演番組本数ランキング(ニホンモニター調べ)女性部門で初の女王に輝くなど、飛ぶ鳥を落とす勢いを見せている。
ベッキーと同じハーフタレントも有力候補に浮上している。これまで名前が挙がっているのは、マギー(23)やトリンドル玲奈(23)、春香クリスティーン(23)などだ。しかし、芸能情報に詳しいライターの仁科友里さんは、「この中にポストベッキーの最有力者はいない」と語る。
「ベッキーさんが売れたのは、ハーフタレントだからではありません。外見と内面のギャップの見せ方がうまかったからです。目が大きくて鼻が高くてスタイルも良い西洋風な外見なのに、千原ジュニアさんの家に遊びに行った時に使った食器を全部洗って帰るなど、古風さを物語るエピソードが豊富にあります。一見派手に見えるけれど、中身は“非リア充”なキャラ。ツッコミも上手ですが、自虐的なところがあるのでイジられ役になることもできます。今のバラエティー番組において、このイジりやすさというのはとても重要な要素です。
マギーさんやトリンドル玲奈さんは自虐的になれませんし、強いツッコミに耐えられるハートの強さもまだありません。春香クリスティーンさんは活動が政治方面に寄っています。汚部屋や人生初彼氏などのエピソードもネタとしては弱いですね」
ハーフタレントの代表格、SHELLY(31)は産休中で、ローラ(25)はハリウッド映画に出演するなど活動の柱を徐々に女優業にシフトさせており、ベッキーのような活躍ぶりは難しそう。
それではいったい、誰が最もポストベッキーにふさわしいのか。
「高橋真麻さん(34)が一番近いと思います。千原ジュニアさんは『女子アナの中で一番やりやすい』と言っていますし、“ブスいじり”をする有吉弘行さんとも息がピッタリ。芸人さんに馴れ馴れしくしないように心がけていると本人が言っているように、距離感が絶妙です。さらにブログの“一人メシ”が話題になるなど、非リア充さも際立っています。
お父さんが俳優の高橋英樹さんでありながら、セレブっぽい話もしません。むしろ家族仲の良さが認知されているので、企業は安心してCMに使えます」(仁科さん)
熾烈な椅子取りゲームを制するのは、果たして誰か。