トム・クルーズやマドンナなどのセレブはもちろん、欧米では一般の人にも人気上昇中のスポーツだという、空中ブランコ。しかも、筋力や年齢に関係なくできて、ダイエット効果も抜群と聞き、「まさか…空中ブランコは見るもんじゃなくて、やるもんだったのねぇ!」と、女性セブン所属のオバ記者のチャレンジ魂に火が付いた!
空中ブランコダイエットへの挑戦を決心したオバ記者が向かったのは、愛知県名古屋市の「フラインフィットトラピーズスタジオ」。
「大人になると日常生活で何かにぶら下がることって、ほとんどないですよね? 空中ブランコは自分の体重をかけて腕だけでぶら下がるので、腕や肩はもちろん、筋トレなどでも難しい腹筋や背筋、体幹などが鍛えられるんですよ」と、スタッフのMamiさん(37才)。
「キツい運動はキライ、お酒も毎晩のみます」と話す彼女の体は引き締まり、体脂肪率は平均よりかなり低めの18%前後。
空中ブランコのレッスンを続けるだけで、なかなか鍛えられない背中の大きな筋肉が鍛えられて代謝アップが期待できる。さらに肩や背中のストレッチにもなるため、肩こり解消や腰痛予防にもなるという。
空中ブランコはコツさえつかめれば筋力や年齢、運動経験に関係なくできるんだとか。達成感や爽快感が味わえるので、ストレス解消にもぴったりというわけだ。「黙々とやる筋トレはつまらないけど、これなら楽しそうね」とオバもさっそくトライ!
体重75kgのアラ還・オバが空中を飛び、それをキャッチする男がいる? しかも飛んだらやせる?
半信半疑のまま、地上7mの“飛び降り台”に立つと、「もっと前に立って! 左手は後ろのロープをつかんで、右手はまっすぐ前に伸ばして」と、スタッフの指示が次々に飛ぶ。
両手でバーをつかんで、「レデイー、ヘップ!」。前にのめったとたん、びゆんと飛んだ。体が前に、後ろに、前に、後ろに。
「ひゃらは、ハハ。面白れぇ~」
命からがらとはこのことか。ネットに降りたら体中が笑っていて、自分でも何を言っているのかわかりゃしない。
初回のこの日は、空中でバンザイ姿勢から、バーに両足をかけて逆立ちしてえび反り。受け手のコーチにガシッと腕をつかまれたら認定書、授与。
なのに、4回トライしてもとうとう、オバの足はバーにかからなかった。くやしい、なんてもんじゃない。翌日から上半身のどこもかしこも筋肉痛なのに、気がつくと頭の中で空中ブランコが揺れている。そのたびに唇を噛んで「次こそは…」と誓っている。
ちなみに空中ブランコは「負けず嫌いのドMがハマる」のだそうだ。
撮影■平林直己
※女性セブン2016年1月28日号