ベッキー(31才)と人気バンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音(27才)の不倫報道。最初にふたりの交際を伝えた『週刊文春』では、川谷の妻が涙ながらに騒動の舞台裏を語るなどして、波紋が広がっている。
ベッキーといえば数多くのCMに出演する好感度の高いタレントだ。CM1本のギャラは2000万円ほどで、タブーを犯したタレントの違約金はその倍というのが、業界の通例だという。現在、公式サイトではCMについて空欄となっているが、交際発覚当時の契約数は10本といわれ、単純計算で4億円もの違約金が発生してしまう可能性もある。
スキャンダルの代償を一身に受ける形となったベッキーだが、年下のカレ・川谷はどうか。騒動渦中にリリースされた最新アルバム『両成敗』は14日発表のオリコンデイリーランキングで2位を記録。交際がワイドショーで取り上げられるたびに代表曲の『私以外私じゃないの』や『オトナチック』がBGMとして流されるからか、皮肉にも宣伝効果を生んでいる様子で、あっという間に全国区となった。
とはいえ、お相手がベッキーでなければ、ここまで注目されただろうか。この件について、過去にベッキーと熱愛報道があった芸人のウーマンラッシュアワー村本大輔(35才)は自らの体験をもとに、ツイッターで持論を展開。同じ芸能人の不倫であっても、今回のベッキーのようにことさら大きく報じられて、イメージに傷がつき、CM降板など大きすぎるダメージを被る例を挙げて、こうつぶやいた。
《なにを、するかではなく誰がするか。平等じゃないよね》
ベッキーは芸人でも、女優でも、モデルでもない。それでも、芸能界の第一線で活躍することができている恵まれた環境にいることは、彼女自身もよく理解している。感謝を忘れない姿勢は彼女の代名詞でもあり、ツイッターには、きれいな言葉が並ぶ。
そんな優等生キャラのベッキーだったからこそ、ギャップが大きくクローズアップされる結果になったのだ。
※女性セブン2016年2月4日号