解散報道に揺れるSMAP。彼らの育ての親と言われる女性マネジャーのI氏(58才)の独立問題は、『週刊文春』(2015年1月29日号)が報じたジャニーズ事務所の副社長・メリー喜多川氏(89才)のロングインタビューがきっかけで明らかになった。そこでI氏はメリー氏から「次期社長は娘のジュリー(副社長)。対立するならSMAPを連れて出ていってもらう」と断じられている。
「SMAPと事務所の契約は基本、1年契約です。昨年9月にも更新があった。その時にIさんとSMAPの独立話が持ち上がったが、木村にその意思がないために、その話は立ち消えになったはずだった」(テレビ局関係者)
中居正広(43才)、稲垣吾郎(42才)、草なぎ剛(41才)、香取慎吾(38才)の4人は、I氏が独立するならそれについて行くという意志を事務所に伝えていたとのことだが、木村拓哉(43才)は同調しなかった。
I氏にとってみれば、木村が首を縦にふれば、メンバー揃って円満に独立できるという思惑があったのかもしれない。芸能界の大御所社長や政財界の大物一族に、「SMAPの独立をどう考えるか」という相談を持ちかけたという。
「SMAPは2020年の東京五輪関連の仕事が決まっています。その事業には有力な政治家や財界人がかかわっている。それもあってIさんとしては多少のことでは解散にはならないという計算もあったでしょう。でも、そんな動きが周囲からは“クーデターを画策している”と映ってしまったのでは」(民放関係者)
中居もまた、立ち消えになった独立話を進めるような相談を周囲にしていたという。
「『笑っていいとも!』で中居や草なぎ、香取を育てたといっていいタモリさんに相談したと聞いています。その縁で、大物芸能事務所関係者がSMAPの独立の手助けに動き出したという具体的な話も飛び交いました。条件は“SMAPが5人全員揃っていること”だったので、結局は実現しませんでした」(前出・テレビ局関係者)
“木村のせいで”円満に独立できなかったという空気は昨年秋から徐々にメンバー内で流れはじめた。