SMAPの解散報道にファンたちも動揺を隠せない──。要塞のようなダークグレーの大豪邸の前で、4人組の女性は歩みを止めた。ある者はじっと家を眺め、ある者は祈るように手を合わせる。
「ここに来てもどうこうなるわけじゃないけど、いても立ってもいられなくて…」
「すべては彼にかかってるんでしょう? “みんなをまた結びつけてください”って、祈りを捧げに来ました」
そう話す彼女たちはみな、木村拓哉(43才)のファンだった。都心の一等地に建つ木村の自宅前では、解散報道の出た1月13日以降、こうした光景が日常と化している。
「彼の自宅はファンの間では有名ですからね。地方ナンバーの車なんかも来てます。みんな何をするわけでもなく、しばらく自宅を眺めては帰って行くんです」(近隣住人)
静まり返る自宅を前に、女性たちもきびすを返す。
「(工藤)静香さん、今、どういう思いなんだろう…」
去り際に、そんな声が聞こえた。
※女性セブン2016年2月4日号