SMAPの解散報道にまで発展したSMAPのジャニーズ事務所からの独立騒動。ある芸能関係者の証言によると、昨年秋にジャニーズ事務所の顧問弁護士が中居正広(43才)、稲垣吾郎(42才)、草なぎ剛(41才)、香取慎吾(38才)の4人に意思確認をしたところ、“育ての親”と言われる女性マネジャー・I氏(58才)とともに独立したいとの意志を表明。一方、木村拓哉(43才)は事務所残留の意志を固めていた。
独立騒動の表面化以降、メディアは連日連夜メンバーの動きを追い続けてきたが、その視線は木村の妻、工藤静香(45才)にも向けられた。一部で『静香が黒幕』と報じられたからだ。事務所残留を決めた木村の言い分は「今まで育ててくれた事務所に恩がある」というものだが、もうひとつ理由があった。
「静香さんから“事務所に残って”と説得されたそうです。2人の娘は14才と12才。まだまだお金のかかる年齢です。万一、独立したあと仕事がうまくいかなかったらどうするのか。家族の将来を考えてほしい、と静香さんは訴えたといいます。SMAPの中で“パパ”は木村さんだけですから、その点、彼は他のメンバーとは立場が違った。それに、静香さんにはマネジャーのIさんではなくメリー(喜多川)さんと古くからの縁があり、メリーさんと対立する立場にあるIさんとの独立を支持するわけにはいかなかったのです」(静香を知る芸能関係者)
女たちの相克をひもとくために、時計の針を16年前に戻す。
木村と静香が結婚したのは、2000年12月。交際1年半でのデキ婚だった。ふたりの交際に最も反対してきたのがI氏だった。
木村にはそれまで9年にわたって交際してきた一般人の恋人がいた。“カオリン”の愛称でファンからも認められた存在で、1995年には木村の口から交際宣言もなされた。
「元モデルで、手足の長いスラリとした美女。木村は合鍵を渡し、長く同棲していました。決して表に出てくることはありませんでしたが、ファンの間では、言わずと知れた存在で、“彼女との結婚なら”と納得していたほど。事務所もまた、相手が彼女であれば許すしかないだろうという姿勢で、人気絶頂のスーパーアイドルだったにもかかわらず“別れなさい”と言われることがなかった」(木村を知る芸能関係者)
しかし、1999年8月にふたりは破局。当時、木村は本誌の独占インタビューに応じ、こう心境を語っていた。