芸能

ベッキー会見 建前の世界で生きる芸能人の厳しさ垣間見える

謝罪会見はクライアント向けとしては100点?

 ベッキー(31才)とゲスの極み乙女。のボーカル川谷絵音(27才)の不倫騒動が、世を席巻した。

『週刊文春』が第一報を報道する前夜の6日に、会見を開いたベッキーは、川谷とは“友人であり不倫関係ではない”と、否定。約4分半の会見では「申し訳ございません」を7回繰り返し、12回も頭を下げたが、集まったメディアからの質疑応答はシャットアウトした。

 この会見について川谷の妻は「謝罪の言葉がない」と、文春の報道で語っている。ただ、音楽、芸能など幅広い分野で執筆活動を行っているライターの速水健朗さんの見解はこうだ。

「即、謝罪会見を開いたのはさすがプロで、クライアント用としては100点の完璧な対応でした。ただし危機管理にすぎず、真摯に向き合うという意味では0点かな」

 また、「むしろ好感度が上がった」と話すのは、コラムニストのはあちゅうさん。

「清廉潔白なイメージが強すぎて、恋愛感情があるのか心配してしまうほどでしたが、“あ、実は恋をしていたんだね!”って、ホッとしたんです。会見は本心を語る場ではなく、クライアントさんやお互いの事務所関係者へ向けた会見だったから、ああなったんだと思います。

 本当に好きだったろうに、ああやって否定するしかなかったんでしょうね。建前の世界で生きる芸能人の厳しさを垣間見た気がします。でも…表裏のないイメージ通り、『奥さんがいる人を好きになってしまいました、ごめんなさい』と言ってしまったほうが、よかった気もしますけどね」

 ベッキーは、所属する『サンミュージック』きっての稼ぎ頭。2009年には、事務所の看板だった先輩の酒井法子(44才)が、覚せい剤所持および使用で逮捕。CM降板で事務所は億単位の賠償金を支払ったといい、そんな経緯もあって、あの会見となったのだろう。

 理屈はわかるが、多くの人が本当に聞きたかったのは、彼女が胸に秘めた本当の気持ち。会見の不実な姿には、巷で批判が再燃した。「いつまで優等生ぶってるの?」…そんな声まで上がった。

※女性セブン2016年2月4日号

関連記事

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン