芸能

SMAP楽曲 ゲスの極み乙女。を採用したのは元マネジャー

SMAP楽曲にゲスの極み乙女。採用したのはI氏の発案

 SMAP解散報道で一気に注目の的となったのが、元チーフマネージャーのI氏(58才)だ。彼女は、ジャニーズ事務所のなかでさまざまな新機軸を打ち出し、SMAPを国民的アイドルにまで成長させた。その功績は、SMAPの楽曲の秀逸さにも現れている。

「SMAPの楽曲は他のジャニーズとは全く違います。Iさんがその時々で波に乗っているアーティストに作詞作曲を依頼するからです。『セロリ』は山崎まさよしの作詞作曲、『夜空ノムコウ』はスガシカオ。『らいおんハート』は脚本家の野島伸司が初めて作詞した曲です。それまでのアイドルの楽曲のイメージを覆すような斬新な試みを続けてきました」(音楽関係者)

 最新曲の『愛が止まるまでは』は「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音が作詞作曲を担当。これもI氏の提案だったという。

 木村拓哉(43才)はラジオ番組で「“あっ、これいいわ”と思った瞬間、確実にそれをゲットするみたいな人」だとI氏を評している。

「彼女はとにかく常識にとらわれない。薄毛に効果があるといわれるシャンプー『スカルプD』のCMに、アイドルの中居正広(43才)と草なぎ剛(41才)を自ら売り込んだ時は業界が驚いた。彼女はマネジャーではなく、プロデューサー的な存在なんです」(大手広告代理店関係者)

 体を張ってメンバーを守ってきたことも強固な信頼につながった。

 2001年夏に稲垣吾郎(42才)が道交法違反と公務執行妨害で逮捕され2009年には草なぎ剛が公然わいせつ罪で逮捕された。クビにすべきという声も上がった。

「Iさんのお詫び行脚はすごかった。復帰会見で会場の隅でIさんが涙を流していたことが印象に残っています」(芸能関係者)

 仕事ができて、独身を貫いていたI氏だが、男勝りで女傑というキャラクターではない。メンバーがラジオで「Iさんは仕事でニューヨークに行ったのに、ぼくらを放ったらかして買い物三昧だった」と明かしていたが、

「Iさんはさりげなく人気ブランドの新作を身につけているハイセンスな人。ものすごい華奢なのに仕事はとにかくパワフル」(I氏の知人)

 SMAPの躍進とともに、I氏も影響力を増していく。メンバーのキャスティングの決定権を持つI氏の誕生日には、テレビ局や広告代理店担当者がプレゼントを持って行列を作る“I氏詣で”が名物になった。

「事務所の中でも、Iさんが担当するグループには誰も口を出せず、“聖域”になってきていた。SMAPも特別扱い。大晦日のカウントダウンライブにも出なくていいし、自由裁量が多くなりすぎていた」(前出・芸能関係者)

 そうして、彼女のことをいつしか“女帝”と呼ぶようになった芸能関係者も少なくないという。

「彼女はいつも斬新なアイディアや企画を求めていて、そうした提案がないとSMAPの仕事はさせてもらえないという緊張感から、彼女に対し“怖い人”“厳しい人”というイメージを持つ人も多かった」(キー局女性スタッフ)

※女性セブン2016年2月4日号

関連記事

トピックス

ロシアのプーチン大統領と面会した安倍昭恵夫人(時事通信/EPA=時事)
プーチンと面会で話題の安倍昭恵夫人 トー横キッズから「小池百合子」に間違われていた!
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問される佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
《ブラジルへ公式訪問》佳子さま、ギリシャ訪問でもお召しになったコーラルピンクのスーツで出発 “お気に入り”はすっきり見せるフェミニンな一着
NEWSポストセブン
「日本人ポップスターとの子供がいる」との報道もあったイーロン・マスク氏(時事通信フォト)
イーロン・マスク氏に「日本人ポップスターとの子供がいる」報道も相手が公表しない理由 “口止め料”として「巨額の養育費が支払われている」との情報も
週刊ポスト
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
《会社の暗部が暴露される…》フジテレビが恐れる処分された編成幹部B氏の“暴走” 「法廷での言葉」にも懸念
NEWSポストセブン
渡邊渚さんが性暴力問題について思いの丈を綴った(撮影/西條彰仁)
《渡邊渚さん独占手記》性暴力問題について思いの丈を綴る「被害者は永遠に救われることのない地獄を彷徨い続ける」
週刊ポスト
母・佳代さんと小室圭さん
《眞子さん出産》“一卵性母子”と呼ばれた小室圭さんの母・佳代さんが「初孫を抱く日」 知人は「ふたりは一定の距離を保って接している」
NEWSポストセブン
長嶋茂雄さんとの初対戦の思い出なども振り返る
江夏豊氏が語る長嶋茂雄さんへの思い 1975年オフに持ち上がった巨人へのトレード話に「“たられば”はないが、ミスターと同じチームで野球をやってみたかった」
週刊ポスト
元タクシー運転手の田中敏志容疑者が性的暴行などで逮捕された(右の写真はイメージです)
《泥酔女性客に睡眠薬飲ませ性的暴行か》警視庁逮捕の元タクシー運転手のドラレコに残っていた“明らかに不審な映像”、手口は「『気分が悪そうだね』と水と錠剤を飲ませた」
NEWSポストセブン
金田氏と長嶋氏
《追悼・長嶋茂雄さん》400勝投手・カネやんが明かしていた秘話「一緒に雀卓を囲んだが、あいつはルールを知らなかったんじゃないか…」「初対決は4連続三振じゃなくて5連続三振」
NEWSポストセブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
《レーサム創業者が“薬物付け性パーティー”で逮捕》沈黙を破った奥本美穂容疑者が〈今世終了港区BBA〉〈留置所最高〉自虐ネタでインフルエンサー化
NEWSポストセブン
《女子バレー解説席に“ロンドン五輪メダル組”の台頭》日の丸を背負った元エース・大林素子に押し寄せる世代交代の波、6年前から「二拠点生活」の現在
《女子バレー解説席に“ロンドン五輪メダル組”の台頭》日の丸を背負った元エース・大林素子に押し寄せる世代交代の波、6年前から「二拠点生活」の現在
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! ミスター長嶋茂雄は永久に!ほか
「週刊ポスト」本日発売! ミスター長嶋茂雄は永久に!ほか
NEWSポストセブン