昨今、芸能界も何かとうるさくなり、破天荒型の芸人はどんどん居心地が悪くなっている。そんな中でも最後まで破天荒を貫いたのが、立川談志とやしきたかじんだが、その2人が、テレビ番組で直接相まみえたことがある。しかし案の定、現場は修羅場と化した。
立川談志:「品のねえ番組だなあ」
やしきたかじん:「文句あるんか! やるっちゅうなら 表に出んかい!」【出典:「ゆめいらんかね やしきたかじん伝」(小学館)ほか】
1995年、読売テレビ『たかじんnoばぁ~』に談志が出演した際のこと。下ネタトークが始まると談志は「品のねえ番組だなあ」と吐き捨てた。この毒舌にMCのたかじんが激昂。声を荒らげ、灰皿を投げつけたという。そこで収録は中止。当然のちに発売されたDVDボックスにも収録されることはなかった。
※SAPIO2016年2月号