芸能

SMAP解散騒動で「スーパー玉出」が来客15%増の大繁盛に

スポーツ紙のド派手広告の効果抜群(スーパー玉出)

 日本中を揺るがせた「大事件」、SMAP解散騒動の片隅でどんなことが起こっていたのか。この騒動で最も得をしたと言われているのが、ロックバンド『ゲスの極み乙女。』の川谷絵音(27)との不倫疑惑が報じられたベッキー(31)だ。

「窮地に追い込まれたベッキーでしたが、SMAPのお陰で一気に話題から消えました。ネットでは“仲の良い中居正広(43)がベッキーを助けるために仕組んだ”という説が流れた。川谷は1月17日のライブの際、報道陣の前で謝罪する予定でした。川谷は“逃げ切れる”と考えたのか、ファンに頭を下げるに留まったのです」(女性誌記者)

 今回の騒動で、まさかの知名度アップとなったのは大阪を中心に約50店舗を展開する激安24時間営業の生鮮食品チェーン「スーパー玉出」だ。同社は「解散」を大きく報じた1月13日の日刊スポーツ(関西版)1面に店名2文字のド派手な広告を入れていた。その紙面はネットを通じて、日本中に拡散され、「解散の見出しより目立つ」と話題になった。

 同社の前田託次社長は笑いが止まらない。

「広告出稿は年間契約をしているんやけど、お客は15%増、売り上げもアップ。東京からも問い合わせがじゃんじゃん来て大繁盛ですわ」

 経営再建中のSHARPは1月13日、公式ツイッターアカウントで〈Sで始まりPで終わる弊社としては、けさの解散のニュースのドキドキ感がすごい〉と自虐ツイート。これには〈安心してください、一文字少ないですよ〉と気の利いたつぶやきのほか、〈SHARP解散は、日本経済的な意味で洒落にならないので勘弁して下さい〉という真面目なお叱りが。

 解散騒動が世界、いや宇宙にまで拡がるのかと思わせたのが「NASAがSMAPの復旧を断念」というニュース。さすがは“世界のSMAP”と思いきや、こちらは地表の水分量から干魃を監視する地球観測衛星SMAP(Soil Moisture Active Passiveの略)のこと。昨夏に見つかった不具合の解消を断念との内容だった。確かに世界的にはこちらのほうが一大事なのかもしれないが……。

※週刊ポスト2016年2月5日号

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