近ごろ、変わった経歴を持つ芸人が増えている。超エリートコースを進んできた石井てる美(32才)もそのひとり。
東京大学卒業、同大学院修了。外資系のコンサル会社・マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社に入社するが、芸人になるため翌年退社。TOEIC990点の英語力を生かし、「言いづらいことを英語っぽく言う」フリップ漫談などが人気。
抜群の英語の発音でモノマネや漫談を行う石井てる美。東大卒業後は世界有数の外資系コンサルティング会社マッキンゼーに入り、超エリート街道を歩んでいた彼女が一転、芸人の道へ。
「それまでがうまく行きすぎていたんでしょうね。マッキンゼーでは42.195kmのフルマラソンを100m走の速さで走るような多忙な毎日で、いつの間にか自分を見失ってしまったんです。追い詰められたら、やりたいことが見えてきて、“ああ、お笑い芸人やってみないと後悔する”って。そこでマッキンゼーで教わった“即断・即決・即行動”を実行(笑い)。おかげさまで後悔はしていないんですが、売れていないのが悩みです(笑い)」
撮影■菅井淳子
※女性セブン2016年2月4日号