“お漫談”を通じて社会問題を発信するお嬢様芸人・たかまつなな(22才)。曾祖父は東京ガスの社長で東大名誉教授の高松豊吉。親族が集まると国際政治を語らう“お家柄”に育った。
落語と狂言しかお笑いを知らなかったが、中学2年の時、爆笑問題の本に感銘を受け、芸人になろうと決意する。だが両親は当然、猛反対。
「負けず嫌いなので、逆に奮起できました。養成所の入学金25万円は、懸賞作文の賞金で。芸人になって、“治安が悪い”と行かせてもらえなかったコンビニに入ったり、先輩に連れて行っていただいた日高屋でこんなに安い食べ物があると知ったりして…、自分がお嬢様だったと知りました(笑い)」
■たかまつなな(22才)
1993年神奈川県生まれ。フェリス女学院から慶応大学へ進学。現在、慶大4年生で、東京大学大学院情報学環教育部にも籍を置く。『ワラチャン!U-20お笑い日本一決定戦』(日本テレビ系)優勝(2013年)。「ご機嫌うるわシューベルト!」など、お嬢様言葉風に漫談を行う。
撮影■菅井淳子
※女性セブン2016年2月4日号