初回視聴率14.3%と好発進したKAT-TUNの亀梨和也主演ドラマ『怪盗 山猫』(日本テレビ系毎週土曜 よる9時~)が話題になっている。雑誌記者、天才ハッカーらが登場する中、これまでのイメージを覆し、新たな“顔”を魅せるのは新人刑事・霧島さくら役の菜々緒(27才)だ。
「今回、初めて刑事役を演じていますが、ちょっと前まで超極悪女(笑い)やサイコパス役が続いたから、真逆のタイプになるわけです。刑事役のさくらはまっとうな人生を送っているフツーの女性だから、演じていると不思議な気がしました(笑い)。私にとっては新鮮な気持ちと新たな挑戦を楽しんでいます」
昨年、ドラマ『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』(フジテレビ系)の悪女・橘カラ役で、子供からお年寄りまでが恐怖に震撼したほどの存在感を示した。悪女イメージの定着があることにどう感じているのか。
「当時、JK(女子高校生)たちの間で《菜々緒の悪女役はハンパねえ、怖すぎる! 怒らせたら刺されんじゃね?》と本当に怯えているという話を友人から聞いたとき、思わず、心の中で“やった!”って叫んだんです。悪女=菜々緒という役者の引き出しがひとつ増えたから、本当にうれしくて、泣きそうになりました」
そんな彼女は、映画『さらば あぶない刑事』(1月30日公開)で、ダンディー鷹山(舘ひろし)の婚約者、元外交官の浜辺夏海役を演じている。
「いきなり鷹山さん(舘)の婚約者という高いハードルの大役に、大人の女とは? どんな恋人がふさわしいのかと戸惑ってしまい、現場でガチガチに緊張しちゃいました。すると『いいんだよ、自分のやりたいようにやりなさい』(舘)と優しくアドバイスをくださって。ふっと肩の力が抜けて、思うような演技ができました」
撮影■浅野剛
※女性セブン2016年2月11日号