芸能

『あさが来た』女性視聴者の「五代ロス」深刻でイケメン投入

「五代ロス」から抜け出すには(ディーン・フジオカ)

 視聴率20%超えを連発するNHK朝ドラ『あさが来た』。主人公・あさ(波瑠)が銀行設立に奔走し、そのなかで姉・はつ(宮崎あおい)と10年ぶりの再会も果たすなど、『あさが来た』は“びっくりぽん”な展開が続いて目が離せない。

 1月12日、NHKはドラマ終盤に登場する新キャストを発表したが、とりわけ多くの視聴者が注目したのが帝国大学の学生・東柳啓介役として2月23日放送回から登場する工藤阿須加である。なにしろ発表によれば、「あさの娘・千代(鈴木梨央→小芝風花)の結婚相手」だというのである。

 取材を進めると、工藤の抜擢には女性視聴者から熱烈な支持を受けていた実業家・五代友厚(ディーン・フジオカ)の死も関係していそうなことがわかってきた。

 あさへの恋心を断ち切り、よき理解者として女性実業家への道をサポートした五代。あさの夫・新次郎(玉木宏)と友情を結ぶその生き様が好評を博し、作中屈指の人気を誇った。

 だが、五代は突然の病魔に襲われ倒れる。五代が落命した1月22日放送回は視聴率24%を記録。直後の情報番組『あさイチ』では有働由美子アナが「これから五代サマを見られなくなるとちょっと……」と涙した。

「女性視聴者の“五代ロス”は相当なもので、番組サイドはなんとか五代に代わるイケメン新キャストを配さなければと危機感を抱いた。そこで投入されたのが、さわやか系の若手注目俳優・工藤阿須加だったというわけです」(NHK関係者)

 工藤演じる帝大生・東柳啓介には、大人になった千代とどう仲を深めていくのかをはじめ、見せ場が増えることになりそうだ。

※週刊ポスト2016年2月12日号

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