ライフ

老眼改善を期待 「ペットボトル呼吸法」と「エアなわとび」

 実に7000万人以上が老眼に悩んでいるというが、最近ではスマホやパソコンなどの普及によって、20~30代ですでに老眼の症状に悩む人も増えているという。しかし、老眼はトレーニングで改善可能。視力回復の達人がすすめる、とっておきのトレーニングを紹介する。

 中医学を学び、視力回復などの治療に定評がある、日本リバース院長の今野清志さんはこう話す。

「目は心臓の次に働き者で、1日に2万回近くまばたきを行うため、10万回以上も眼筋が動いています。これは10万回の筋トレをしているのと同じ。筋肉運動をすると体には乳酸がたまりますが、乳酸は酸素により分解され血液によって運び出されるので、常に酸素を送り込む必要があります」(今野さん。以下「」内同)

 だが、人間の1日の酸素の摂取量は、30才を100とすると、50代で35%、60代で40%、70代で50%というように心肺の老化に伴い減少してしまう。

「ですから、意識的に深い呼吸をしないと常に酸欠状態になってしまいます」

 それを解消するには、『ペットボトル呼吸法』と『エアなわとび』がおすすめだ。

「この2つのエクササイズで深く呼吸し、酸素をたっぷり取り入れるよう体を整える。それから、目のまわりの血行をよくするマッサージを行えば、視力回復効果がグンとアップします。セルフケア法を紹介するセミナーでは、1回で視力がアップしたり、視野が明るくなったり、目がスッキリしたという人が多いですよ」

『ペットボトル呼吸法』とは、

【1】底に3つの穴を開けたペットボトルの飲み口をしっかりくわえ、鼻から深く息を吸い込む。
【2】6秒以上かけて、口から息を吐き出し、最後まで吐き切る(息が漏れる場合は、口元を手で覆って)。1日5回から始めて、無理のない範囲で少しずつ回数を増やす。上手くできるようになったら1日50回を目指す。

 というもの。ペットボトルの底に開けた3つの穴から空気が出ていく時に適度な圧力がかかり、心肺機能が鍛えられ、しっかり体に酸素が取り込めるようになる。

「口まわりの筋肉も鍛えられるので、ほうれい線やたるみも解消できます」(今野さん)

『エアなわとび』とは、縄があるつもりでジャンプを繰り返すというもの。高く跳ぶ必要はなく、床から数cm離れる程度でOK。50回ずつ10回に分けて、1日計500回を目標に。胃腸のこわばりは自律神経のバランスが乱れる原因にとなるが、エアなわとびで改善されるという。

「ジャンプして内臓を揺らすと、硬化した胃腸がほぐれます。すると自律神経が活性化して血流がよくなり、目にも酸素が行きわたります。ジャンプ500回はラグビー1試合の運動量に相当しますが、簡単にできますよ」(今野さん)

※女性セブン2016年2月11日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン