芸能

仲村トオル 難病の妻・鷲尾いさ子を全身全霊で支える日々

『さらば あぶない刑事』では課長に出世

 1月30日公開の映画『さらば あぶない刑事』が初日の観客動員10万人を記録し、最高の滑り出しを見せている。

 1986年のドラマスタートから今年で30年。映画7作目となった今作でも、舘ひろし(65才)と柴田恭兵(64才)の“タカ&ユージ”コンビは健在で、「あと5日で定年退職」という設定ながら「衰え知らずの2人! シリーズ最高傑作」と往年のファンは大興奮だ。いくつになっても変わらない破天荒ぶりを見せる2人とは対照的に、新人から課長へと出世する成長を見せたのは町田透を演じる仲村トオル(50才)だ。

 仲村は昨年デビュー30周年を迎えた。大学在学中に映画『ビー・バップ・ハイスクール』で主演デビュー。『あぶデカ』で大ブレークし、連ドラへの出演は30本を超える。

 そんな仲村は1995年に女優・鷲尾いさ子(48才)と結婚。鷲尾は15才でモデルデビュー、1989年に出演した清涼飲料水『鉄骨飲料』のCMで一躍人気女優となった。

「芸能界でも有数の口べたなふたりが交際10か月で結婚。あの会見(鷲尾が涙を流し、人々の感動を呼んだ)には驚きましたね。その後も仲村さんは一度も浮いた噂もなく、理想の夫婦といわれていました。2人目のお子さんを産んでからは鷲尾さんは家事と子育て中心の生活でしたが、出産後もふたりでシャンプーのCMに夫婦共演して話題になりました」(ベテラン芸能記者)

 1999年に長女が、2004年に次女が誕生。都内の1等地約80坪、2億円の一戸建て暮らし。2人の娘も有名私立校に通い、順風満帆な生活を送っていた。しかし、今から5~6年ほど前、鷲尾を病魔が襲った。近所でも鷲尾の姿は見られなくなった。

「原因不明の、完治が難しいといわれる病気でした。歩行や会話も困難になる可能性もあるといわれ、リハビリ治療を続けなければいけません。鷲尾さん1人で出かけることは困難で、家族の生活のスタイルは大きく変わったそうです」(仲村の知人)

 当時、娘は小学生と幼稚園。娘の送り迎え、学校行事、ゴミ捨て、食器洗い、掃除、洗濯──それらを仲村が一気に担うようになった。

「もともと日曜大工はお手の物。ベストファーザー賞をもらったのもうなずける理想的なパパでしたが、それとこれとはわけが違う。でも仲村さんは主夫の覚悟をもって全身全霊で鷲尾さんと娘さんを支えていました」(前出・知人)

 楽しそうに子育てや自身の家事についてインタビューで話す仲村が妻の話に関しては口を閉ざしていたため、その後「不仲説」が飛び交ったこともあった。

「彼の好きな言葉は“武士は食わねど高楊枝”。仲村さんは“感情や欲望を露わにするのは格好悪いことだ”という思いが強く、大変なことほど言わずにのみ込む。だから奥さんの話には触れることはないし、本人も大変でやらなくてはいけないからやるのではなくて、家族のためにもやりたいからやっているって姿勢を見せてきたんだと思いますよ」(前出・知人)

関連記事

トピックス

10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン