「ずっと友達と思っていた男の子とかから、離婚した後にすごい連絡が来るようになったりして。ちょっとびっくりしました」
『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)で離婚後のモテモテぶりを披露したのはタレントのスザンヌ(29才)。昨年3月に元福岡ソフトバンクホークス・斉藤和巳(38才)と離婚したばかりだが、共演のTKO・木下に「今のスザンヌ見ると、ちょっとイケるんちゃうかなって思ってしまいますよね」と言われると、「本当~!?」とまんざらでもなさそうな笑顔を浮かべていた。
この「離婚モテ」現象にうなずく女性は少なくない。
「離婚後、同窓会に出たら、私のまわりに男子が大勢集まってきて。結婚時代はもちろん独身の頃以上…。私もまだイケるかも」(40代女性)
「離婚からまだ半年ですが、職場で複数の男性からアプローチを受け始めて…」(30代女性)
離婚件数は増加傾向にあり、1990年には約15万組だったものが2000年代以降は25万組を超え続けている。なかでも目立つのは30代半ば以上50代未満の女性の離婚率の上昇だ。
最近ではダルビッシュ有(29才)と離婚した紗栄子(29才)が資産2000億円ともいわれる企業経営者と交際していることも話題になった。
なぜ離婚後の女性はモテるのか。婚活コンサルタントで婚活スクールも主宰している松尾知枝さんによれば、理由は3つある。
「一度は誰かに生涯の伴侶として選ばれているということで、男性にとって安心感が大きい。一度、結婚で失敗をしていて現実を知っているため謙虚で高望みをしない。そして、未婚女性よりもしっとりとした色気がある。男性にとってみればその色気が“スキがある”と映るのかもしれませんね」
女性にとってみても離婚のイメージは昔に比べて格段によくなった。『ずっと独身でいるつもり?』などの著書があるライターの雨宮まみさんが言う。
「きっかけは2002年の安室奈美恵さんです。離婚後も人気が衰えることなく、むしろ女性から支持されました。
ちなみに北欧では離婚なんて普通のことで、むしろ『バツイチからが本番』という風潮さえあるそうです。1度目で現実を見ているから、2度目からはいい結婚生活を送れるという捉え方なんです」
モテるがゆえの注意点もあるという。
「バツイチ女性は男性から『結婚を迫られることがなさそうで楽』と見られています。都合がいい女と思われることも多く、既婚者や変な男がいっぱい寄ってくることも。態度で相手を制して“寄せつけない女”になってほしい」(雨宮さん)
※女性セブン2016年2月18日