芸人としてブレイクする一方、整体師としてのマッサージ技術をテレビなどで披露していた、楽しんご(36)。2013年7月に元付き人に全治約1週間のケガを負わせたとして、傷害容疑で書類送検された後はほとんどテレビ出演がなかった。そんななか本誌は「自身のマッサージ店で『睾丸マッサージ』を始めた」との情報をキャッチした。
オネエキャラと「ラブ注入」のフレーズでブレイクした彼が、よりによって「睾丸マッサージ」とは……。危険を感じつつ、記者は潜入レポートを試みた。
目黒区の住宅街にある『極上ほぐしんご』。外観はごく普通の民家で、目立つような看板は一切ない。インターホンを押すと男性スタッフが出てきて、すぐに楽しんごによる施術の説明が始まった。
「睾丸マッサージはタイに古くから伝わるマッサージ術のひとつ。体内の老廃物を下腹部に集めて一気に体外に出してしまうもので、腰痛や男性機能改善のほか、視力回復にも効果があるといわれています。性風俗的なものと誤解される方もいらっしゃいますが、まったく違います」
とのこと。シャワーを浴び、全裸で腰にタオルを巻いた状態でマットにうつ伏せになる。かなり際どい恰好だが、最初の40~50分はまったく股間には触れず、全身を丹念にマッサージ。どうやら老廃物を下腹部に集めているようだ。
その後、仰向けになるよう指示され、いよいよ睾丸マッサージへ。楽しんごがその大きな手で記者の睾丸を包んでさまざまに揉むのだが、その刺激はたしかに性風俗的な快感とはほど遠い。揉み方は非常に軽く、掌で全体を柔らかく包み込む形で、痛みもまったく感じなかった。睾丸マッサージは約10分ほどで終了。その後、楽しんごが独自に考案したという健康食(この日は玄米雑穀ご飯と豆腐ハンバーグ)が振る舞われた。
全体で約2時間ほどで、料金はなんと税込み5万4000円!
「高いとは思いますが、それだけのものを提供している自信があります」(同前)
たしかに記者は店を出た後に最寄り駅で尿意を催し、大量の尿が。その後も長時間にわたって下腹部が熱くてカッカとする感覚が続いたから、かなり効いているのかもしれない。
にしてもこの価格、ラブ注入分、上乗せか?
※週刊ポスト2016年2月19日号